ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part27 (ページ2)

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地獄崩壊！？玉藻前の罠…1 ページ2

零「オンキリキリバサラウンハッタ…オンキリキリバサラウンハッタ……ウッ！！」

満開の桜の花びらが舞い散り、少年時代の零は滝で修行をし手を翳すと子供にしては凄まじい炎が出た

零「出来た！」
A「凄いね零！」

突然声がし振り向くと遊びに来ていたまだ幼げがあったAが零の術を見て凄いと言いながら拍手をし、零はそんなAに歩み寄る

A「零は本当に筋が良いね」
零「ありがとうA」
A「でも休んでって言った時に休まないで術の練習していたでしょう？それじゃあ体が持たないよ？」

零「だって俺、お師匠に拾って貰わなければ、きっと今頃死んでたし…恩返しがしたいんだ」

恩返し…その言葉を聞きAは首を傾げた

A「恩返し？」
零「師匠にも俺を育ててくれるこの里のみんなにも…そして、Aにも」

零はソッとAの手を取り優しく握る

零「だから俺頑張るよ。Aやみんなを守れる様な凄ぇ鬼道衆になるんだ！！」

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サヤ「…嘘。守れなかったじゃない」

あの美しい景色が一変し、死んだサヤが現れバッと振り向く青年になった零

零「サヤ！」

サヤだけでは無く焼かれた里、死んで苦しむ子供達までも現れる

「俺達を殺した妖怪もまだ…」
「やっつけて無いじゃないか！！」
「これじゃあ成仏出来ないよ！！」

零「っ！！」

サヤ「痛い…痛い……痛いよ零兄ちゃん…

助けてぇぇぇっ！！！！」

零「うわぁぁぁっ！！！」

サヤの悲痛の叫びに頭を抑え叫ぶ零…