ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part27 (ページ38)

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ー新章ーぬらりひょんの野望…5 ページ38

山へ入ると工事の沢山の重機が滅茶苦茶に壊されていた

鬼太郎「確かにこれは酷いですね」
目玉おやじ「重機の潰され方から見てやはり土転びの仕業じゃな」

A「土転びが怒るのも無理ありませんよ」

Aも合流し、2人が見る先には沢山の木が伐採され工事途中の土地が目に入り、鬼太郎は足元に落ちた、どんぐりを見つける

鬼太郎「ん？」
目玉おやじ「此処はどんぐり…つまりはカシの木の森だった様じゃな」
A「どれも全部、樹齢300年近いものばかり…きっと素敵な森だったんだね」

目玉おやじ「土転びはどんぐりの森で静かに暮らす妖怪じゃからなぁ…住み慣れた森を滅茶苦茶にされて怒ったのじゃろう」

「その通りだ！！！」

突然声がし妖気が近づき、鬼太郎がAを背に隠すと妖怪・土転びが転がって現れる

目玉おやじ「土転び、久しぶりじゃの！」
土転び「何だ、誰かと思ったら目玉のおやじじゃなぇか！するとオメェが倅の鬼太郎と、倅の嫁のAだな？」

嫁という単語が出て気にはしたがこんな状況な為、敢えて気には止めなかったAと鬼太郎

A「土転び、貴方が工事の人間を襲ったっていうお話だけど…」

土転び「まぁな、俺ぁこれでも我慢してきたんだ。俺ぁ、ウンコや枯葉を団子にして土に埋め、折角大きくしたどんぐりの木をよぉ……漸く住み心地も良くなってきたっていうのに…」

A「人間達が目の前で木を沢山切り倒したんだね？」