ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part27 (ページ36)

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ー新章ーぬらりひょんの野望…3 ページ36

朱の盆「あっ…はい只今」

朱の盆が襖を開けると奥には大金が丁寧に置かれていた

「大塚先生にとっても決して悪いお話ではないかと」
大塚「本当、やる事が古いですね。僕は自分の政治に理念を持っています。金では動きませんよ。折角ですがお話になりませんね…これにて失礼します」

そう言い残し大塚議員は帰って行った

「若いというのは良いですね…眩しいくらいだ。でも…政治家の本質は清濁併せ呑む事だ。というのが分かってらっしゃらない…悪くいうと…馬鹿ですね」

大塚議員は料亭から出て車に乗り込む

大塚「飛んだ無駄足だった…出してくれ」
「はい」

大塚「それにしてもあのぬらりひょ…」

大塚議員を乗せた車が突然大爆発し議員の言葉が途中で止まってしまった

その直ぐに爆破事件はニュースとなり大塚議員や運転手に命の別状はないが重傷を負い、テロではないかと捜査されると報道された

「さっきまで話していた人がテロの標的になるなんて……先行きが見えない時代ですね。認可を取り付ける為のツテはいくらでもあります。朱の盆、高見先生に電話して下さい。それと、白石さんにも」
朱の盆「分かりました」