九尾の狐…7 ページ23
零「呪装術でお前の中に魂を移す」
お札が光り出し零の体を通って砂かけ達の魂を鬼太郎の体に移した
零「これもいるんだろう」
そして、大逆の四将・鵺の魂も鬼太郎の体内に移し…力が弱くなったのか零の体が元に戻り手をゆっくり地面に落とした
鬼太郎「僕は玉藻前を追う」
零「…好きにしろ」
鬼太郎「一反もめん!」
鬼太郎は一反もめんの力を借りて空を飛び地獄へ向かった
零「みんな…すまねぇ(仇を討てそうにねぇ)」
伊吹丸「無様だな」
自分の無力さや悔しさに打ち剥がれていると魂だけとなり幽霊体となった伊吹丸が現れる
零「お前は…何故」
伊吹丸「あの憑座の姫・Aが我に仮初めながら自由を与えてくれた。鬼道衆の末よ。うぬはまだ全ての妖怪を滅すべしと思うか?」
伊吹丸の問いと共に朝日がゆっくりと登り始める
零「全て…とは思わない。だが全てが認められるとも思わない」
伊吹丸「なら、なんとする?」
零「知るかよ。自分でも出なかった答えを人に振るんじゃねぇ!…俺もAも彼奴…鬼太郎も、そしてお前も結局答えられずに苦しんでるんだろうが!俺に出来るのは足掻き続ける事だけだ。考えて、考えて考えて、そして行動して、いつか答えに辿り着く事を信じて…ただ、足掻くだけだ!!!」
零の強い意志を持つ言葉を聞き伊吹丸は笑みを浮かべて…そしてこう言った
伊吹丸「良かろう。石動零、うぬにこの力くれてやる」
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作者名:勿忘草 | 作成日時:2019年9月29日 10時