ゲゲゲの鬼太郎 九狐の妖姫Part25

地獄の四将 鬼童 伊吹丸…7 ページ8

猫娘「鬼太郎、彼奴！」
鬼太郎「あぁ。お前が伊吹丸だな！」
伊吹丸「うぬは…そうか。うぬがA姫の今の拠り所のゲゲゲの鬼太郎とやらか」
鬼太郎「Aは何処だ！？」
伊吹丸「うぬに答える義理は無い」
鬼太郎「っ…何故Aを攫った！」

伊吹丸「うぬには関わり無き事。去れ…従わぬのならこの無粋な堤ごとうぬ等も叩っ斬る」

鬼太郎「そんな事はさせ無い！このダムを破壊したら下流の町や人が飲み込まれる！」
伊吹丸「それは人の勝手な都合。人が人の都合で山野を切り崩すなら、我が我の都合に置いてそれを壊すのも…また自由だと思うが？」

伊吹丸の最もな言葉に何も言えない鬼太郎

鬼太郎「くっ…指鉄…」

Aの居場所を吐かない伊吹丸…力づくで吐かせるしか無いと悟った鬼太郎は指鉄砲を放とうとすると、突然、零が乱入し腕を鵺に変化させ伊吹丸に突っ込んで行く

零「伊吹丸は俺が頂く！！」

零が向かって行き、鵺の腕と伊吹丸の刀が激しくぶつかり合い…鵺の鳴き声を使うがその鳴き声ごと刀で斬られてしまった


効かない伊吹丸に零は舌打ちをし…また激しくぶつかり合うと鵺の口から蛇の尾が現れ伊吹丸の刀を抑え、零はニヤリと笑う…が


伊吹丸「…娑婆訶！」

零を吹き飛ばし、同時に術をも解いてしまった。そして伊吹丸は鞘で零を殴り飛ばしダム近くの岩壁に背中を打つ


零「俺の…術が」
伊吹丸「何を不思議がる？鬼道衆の鬼道とは即ち、鬼の道。うぬの術、呪装術の原型は全て我ら鬼が生み出したものなのだぞ？」
零「っ！」

伊吹丸…鬼の一族が鬼道衆の術を作り出した。それを聞き零は驚き、伊吹丸を睨む

零「伊吹丸…彼奴を…Aを何処にやった！！」
伊吹丸「…うぬも鬼太郎同様、あの姫を想う者か。ならばうぬの最後に教えてやろう。九尾の姫は…彼処だ」

伊吹丸は刀でダム近くの森を指す…そして、刀に力が篭る


伊吹丸「オン！」
零「っ！！うっ…うわぁぁっ！！！」

刀に力が篭るのと同時に零に向かって凄まじい力の術が掛けられ、零の苦痛の叫びが響く

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