～ツルネ～出来損ないのシンデレラ4【滝川雅貴，藤原愁】 (ページ38)

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六本の矢…2 ページ38

七緒、遼平に渡し…妹尾達にも渡した湊と静弥。そして、Aの前に座り優しい笑顔を向けた

湊「A」
A「…」

湊が呼んでも反応が無く、Aの手を掴みハチマキを渡す…

A「私の…所為だ」
湊、静弥「「っ！」」

泣きそうな顔でポツリとAが自分の所為だと言い目を開く湊と静弥

A「無茶なのは…分かってた筈なのに…私が、行けって言ったから…私が無理矢理…っ、私が！…パチン)っ！！」

Aが顔を上げると静弥がAの頬を優しめに叩く。Aを見て悲しそうに、心配そうに見つめるみんな…

静弥「それは駄目だ。駄目だよ。Aの所為じゃ無い」
A「っ…」

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男子個人戦では愁が皆中を続け、女子の個人戦が始まろうとしていた

花沢「頑張ってね？月夜さんや男子はあんなだけど…」
妹尾「うん。大丈夫」

A達はスマホで事故の事を調べ、男子の個人戦、妹尾の応援も上の空…団体戦がもうすぐ始まる中、未だにスマホで調べていた所、森岡先生や花沢、白菊が歩いて来る

森岡「やれやれ…まるでお通夜の様じゃな」
湊「トミー先生」
静弥「滝川さんのご実家とは？」
森岡「残念ながら誰も出んかったよ」