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9 もうじき柱となる ページ9

あれから数日後、もうじき俺は炎柱となることになった


正直嬉しい!

父と同じ炎柱になれる!


だが 悪い噂というものは自分にもかえってくるのだろうか?


 ”親の七光り” ”階級差別”


その手の事を一部の隊士たちが話しているのを聞いた


まぁ元から俺の事を悪くいうものもいたから気にしない!

気にしても仕方がない!!

というかあまり俺は人の話は聞かないからな!


 噂など、これからの自分の行動でかき消せばいいだけだ!


ふと、
考えてみればAも似たような気持ちだったのだろうか?と思う

自分の悪い噂が流れた際、自分のこれからの行動でわかってもらえると・・・


だが彼女の場合、俺がしっかりしていれば元から陰口を言われるようなことはなかった

噂を流した女性たちは俺に気があり、思えば何度か声をかけられていた気がする

そのたびに「鍛錬があるから失礼する!」とろくに話も聞いていなかったと思い出す



ああ・・・ 俺がきっかけで彼女を・・・Aを巻き込んだ



  本当に穴があったら入りたい





「本当、代々炎柱の家系だろ? いい血筋は羨ましいよな」

本部の庭を歩いていたら ふとそんな声が聞こえた
ピタリと足を止める

 むぅ・・・ 別の道を・・・ いや、違うな

 俺は何もやましいことはしていない!

そのまま歩き出そうとし、だが俺はすぐさま茂みに体を隠した


  Aがその言葉を発した男と・・・ いた!!!


男はAに声をかけているようだった

Aとの距離が近い

何故だろう・・・


  なんだかモヤモヤする


Aは男の言葉に何も発さない
むしろ興味がない風だった

そのままスタスタと男から距離をとるように歩いていた
男が負けじとAの後を追う

「お前だってそう思うだろ? どんなに鍛錬しても俺たちは天才には勝てないんだ
 全くやってられないよなぁ」

男がAの肩に手をかけようとした

一瞬、その手を払いのけたい衝動にかられた


「天才ってのはたいした努力もしないで簡単に俺たちをぬいて 」


 ぱしっ





Aが冷たく男の手を払いのける

そして呆れたように男の方を振り返る



「天才? 確かに煉獄は天賦の才があるかもしれない

 でも彼だって努力してこなかったわけじゃないよね?


 煉獄の努力を何もしていない風に言うのはやめたら?」



「自分がどんどんみじめになるだけでしょう?」と彼女は男の目を見てはっきりと言った



 −−−ドクン

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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 炎柱   
作品ジャンル:アニメ
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ソラノ(プロフ) - ・・・hit数がおかしい。6000? エラーかな? (2020年7月1日 17時) (レス) id: b7916d63a5 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 有難うございます。煉獄さん良いですよね!!!! (2020年6月4日 20時) (レス) id: 6946561589 (このIDを非表示/違反報告)
marinesvictory1(プロフ) - 煉獄さん本当に大好きなので読んでて幸せです。゚(゚´ω`゚)゚。更新めっちゃ楽しみにしています!! (2020年6月4日 1時) (レス) id: 81f776d056 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい! (2020年6月1日 22時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 読み返して気になったところは直していきます。すいません (2020年5月31日 18時) (レス) id: 6946561589 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ソラノ | 作成日時:2020年5月17日 12時

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