45 集中！ ページ45
布団をはねのけ、天井を見た
集中っ！！！
さすがにこれは・・・
「無理だなっ！！！」
思わず叫んだ
彼女に俺の声が聞こえたかもしれないがもう今はそれどころではない！
俺は即座に起き上がる
己の欲望が暴走する前に身支度を整える
紙に一筆書くと彼女の家を瞬時に出た
月明りもあり外は思ったよりも明るい
そのまま鬼を追う勢いで彼女の家から遠くへ遠くへとかけ走る
村が全く見えなくなった山奥で一度止まる
「うむ・・・ 無理だっ！」
再び叫んだ
今日一番の大声だった
あのままあそこにいたら彼女を抱いていた・・・確実に！
風呂上がりの彼女をにこやかに出迎え、そのまま布団に強引に組みひいていた！
君の柔らかな肌に手をそえていたであろう自分を容易に想像できる
まずは頬、耳、首、そして唇
そして君のやわらなかふくらみに口をはわしたろう
君が泣いた所で止まりはしない
何せ泊めたのは君である
・・・それはもう”合意”とみられても仕方がない
朝まで余裕で彼女を放しはしなかっただろう
彼女の体を気遣ってやれるほどの余裕など今の俺にはない！
己の欲望のまま彼女に無理をさせたに違いない！！
頭を冷やすべく再び走った
そして結局煉獄家までたどりついた
だが熱はまだおさまっていない
家の戸をあけると中は静まり返っていた
もう日付が変わっている
父も弟も眠っているのだろう
己の部屋へ向かう
布団へ入る
”杏寿郎さん”
「っ！！！////」
耳元に残る彼女の甘い余韻
今日はもう・・・ 眠れそうもない
「っ、・・・A」
布団の中で君の事を思い、想像し・・・
その後もずっと彼女の事を思い出す
手を握った
笑ってくれた
手料理も食べた
膝枕してもらった
君の全てが欲しい
まだ足りない
己の欲がとどまることなく膨れ上がる
朝になり「帰っていらっしゃったのですね！」と弟に声をかけられたが
その清らかな穢れのない笑顔に・・・
「・・・すまない 千寿郎(こんな兄で)」
「はい？」
「・・・」
なんだかとても・・・本気で穴があったら入りたい
★★★
私はお風呂からあがると机の上に紙を見つけた
先ほど炎柱の「無理だ！」という声が聞こえ(何が？)
出ていった気配は感じていたのでやはり彼は帰ったようだ
紙には今日のお礼と一言
”気をつけなさい”
・・・うん
何を？？？
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 328人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ソラノ(プロフ) - ・・・hit数がおかしい。6000？ エラーかな？ (2020年7月1日 17時) (
レス) id: b7916d63a5 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 有難うございます。煉獄さん良いですよね！！！！ (2020年6月4日 20時) (レス) id: 6946561589 (このIDを非表示/違反報告)
marinesvictory1(プロフ) - 煉獄さん本当に大好きなので読んでて幸せです｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡更新めっちゃ楽しみにしています！！ (2020年6月4日 1時) (レス) id: 81f776d056 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 面白いです！更新頑張って下さい！ (2020年6月1日 22時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 読み返して気になったところは直していきます。すいません (2020年5月31日 18時) (レス) id: 6946561589 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ソラノ | 作成日時：2020年5月17日 12時
