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「俺は君に継子になってほしい

 君は自分を過少評価しすぎるところが問題だな!

 先日君は確か「乙」になったはずだ!

 柱までもうじきだ! その実力もある!

 呼吸の事も極めていないとはいえ、君には独自の呼吸がある!

 だから大丈夫だ!! 心配ない!! 胸を張れ!!


 だが柱になるまででも俺の継子になってほしい!


 もちろん他の隊士の面倒も見る!」



彼の瞳が任務の時のような真剣なものに変わり
じっと私に言い聞かせるように告げてきた

そこまで真剣に言われたことは今までなかったので、ちょっとたじろいでしまう
こちらとしても少々・・・断りづらい



だが、やはり継ぐ子には・・・
 






  「無理なら君に次の俺の継子を産んでほしいっ!!」








柱になる?私が?毎日生き残るのにせいい・・・


 ・・・・・・

 ・・・・

 ん?



今何か・・・ 聞きなれない言葉が聞こえたような???



「・・・産む?」



思わず聞き返す

彼が聞き間違いでなければ「継子を産んでほしい」と言った気がした


意味が分からず首を傾ける

彼の顔がまた酒でも回ってきたのか真っ赤である


 ・・・私がどうやって炎柱の継子を産むんだ???

 というか、一応(重要)私のことは”女”と認識はしているということか?
 (なら「嫁入り前の娘」の手を離そうか???)


じっと彼を不思議そうに見つめていたら 彼の目が左右に天井へとおよぐ
「う・・・うむ」と小さく彼がうなづいた

何故かそわそわしている
彼の落ち着きがない


私は彼が言った言葉を整理する



「私が”誰か”の子を産んで、その子を貴方の継子に差し出せということですか?」


「っ!! それは違う! 君には俺のっ・・・」


「ではどういう意味でしょう?

 私 子供を”物”みたいに扱うのはイヤですが?

 まぁ確かに強い遺伝子同士を掛け合わせて強い隊士を育てるという考えもあるのでしょうが
 それなら”柱同士で”子供を生まれたほうがいいでしょうし」


彼の言葉を遮るようになってしまったが、キッパリと彼の発言にはお断りをしておく

なんだかこれ以上この話題には触れてはいけない気がしたのでここで終わらせたい


私の右手をつかんでいた彼の手から一瞬力が抜けたのを見逃さず
そのまま右手もひっこぬく



その後片づけをしだすと彼にとても残念そうな瞳を向けられた

「やはり君はにぶいな」と とても疲れたようにつぶやかれた



心外!!

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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 炎柱   
作品ジャンル:アニメ
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ソラノ(プロフ) - ・・・hit数がおかしい。6000? エラーかな? (2020年7月1日 17時) (レス) id: b7916d63a5 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 有難うございます。煉獄さん良いですよね!!!! (2020年6月4日 20時) (レス) id: 6946561589 (このIDを非表示/違反報告)
marinesvictory1(プロフ) - 煉獄さん本当に大好きなので読んでて幸せです。゚(゚´ω`゚)゚。更新めっちゃ楽しみにしています!! (2020年6月4日 1時) (レス) id: 81f776d056 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい! (2020年6月1日 22時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 読み返して気になったところは直していきます。すいません (2020年5月31日 18時) (レス) id: 6946561589 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ソラノ | 作成日時:2020年5月17日 12時

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