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家へ帰る途中、彼が「手を握ってくれるなら荷物を渡してもいい」と言ってきた
正直「何言ってるんだこの人？」状態だったのだが、あまりに自分は手ぶらで
あまりに彼だけが大量の荷物を持っているのは・・・
非常に見ため的にも頂けない(汗)
まぁここには他の隊士もいないので、家の近くまでならと承諾した
彼の手に触れると大きかった
ふと、父の固く強い手を思い出す
手を握ると「わっしょい！」と彼が発声をあげた
大量の芋をもってご機嫌なのか「わっしょい！わっしょい！」と何度も発生し
彼の耳や顔がなんだか赤い気がしたが、もう気にしないことにした(諦めたともいう)
家に帰り、炎柱様には「お疲れでしょうから居間で待っていてください」と
ここまで荷物を運んでもらったお礼を言う
まずはご飯を炊くかと釜を探す
他にもホコリかぶった機材をだす
急に背後で「手伝おう！」と大きな声が聞こえびっくりした
背後を見るとすぐ後ろに炎柱様がいた
・・・気配がなかったのですが？(汗)
「いえ、お客様に手伝ってもらうわけには(柱だし)」
「いや！かまわない！ 傍にいたいからな！」と、彼が台所をきょろきょろと見渡す
何か気になるワードが聞こえた気がしたが気にしないでおく
というかそれ以上にふと疑問に思ったことが・・・
”料理できるのか この人？”
家の家事は弟さんがやっていると聞いたことがある
”では彼は？”
「これをいためればいいのか？」といきなり彼が鍋にまだ洗っても皮をむいてもいない
野菜を放り込んだ
そして墨まで入れたかと思うと、そのまま火をつけようとした
あ、ダメだこれ！
すぐさま彼を止め、居間で待っていてほしいと哀願したのは言うまでもない
だが何故か聞き入れてくれなかったので、もうご飯ができるまでずっと・・・
「この鍋がグツグツいうまで見ててください」と・・・
見張り番を頼んだのはついさきほど
彼の弟さんとはちょっと気が合うかもしれないと思った
というか彼の弟さんの頭をなでくり回して「君はえらい！」と言ってあげたい気分になる
彼の屋敷での鍛錬については今まで断っていたが
(他の隊士にまた目を付けられたくないので)
今度一度行ってみようかと考える
お世話になっているお礼も兼ねて、菓子折りなど持って行くのもいいかもしれない
彼が時々自分を凝視していた
そのたびに鍋を見ててくださいと言い放つ
ちょっとその背中が寂しそうなのは気のせいだ
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ソラノ(プロフ) - ・・・hit数がおかしい。6000？ エラーかな？ (2020年7月1日 17時) (
レス) id: b7916d63a5 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 有難うございます。煉獄さん良いですよね！！！！ (2020年6月4日 20時) (レス) id: 6946561589 (このIDを非表示/違反報告)
marinesvictory1(プロフ) - 煉獄さん本当に大好きなので読んでて幸せです｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡更新めっちゃ楽しみにしています！！ (2020年6月4日 1時) (レス) id: 81f776d056 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 面白いです！更新頑張って下さい！ (2020年6月1日 22時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 読み返して気になったところは直していきます。すいません (2020年5月31日 18時) (レス) id: 6946561589 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラノ | 作成日時：2020年5月17日 12時
