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3 私の話をしよう ページ3

私の父は鬼殺隊の一人だった


それなりに優秀だった


  −−−だけど 死んでしまった




「ねぇ 父さん。父さん達は一般の方々を守るのですよね?」




  ”ならば父さんたち”鬼殺隊”の方々は 誰が守ってくれるのですか?”




子供の頃にふとした疑問を父になげかけた

父はそれに少し驚いたようだったけれど優しく微笑み、私の頭をなでてくれた




父が鬼に殺された

父と縁があり時々遊びに来てくださっていた鬼殺隊の方が
わざわざ家まで知らせに来てくれた

父を追うように元から体の弱かった母もその数月後死んでしまった




  ”私は一人になった”


  もう失うものもない



昔、父とかわした言葉を胸に私はその手に刀を握る




  ”一般人を鬼殺隊が守るなら 私が鬼殺隊を守る人になる”




  (−−−父さんは・・・ 悲しむでしょうか?)





今でも困ったような悲しそうな瞳を向けて 笑う父の姿を思い出す



 「お前には刀の才がある


  でもね。


  父さんはお前には・・・」




 それは私が”女”だからでしょうか?


 女だからそんな悲しい顔で見るのでしょうか?




  私が”男”であったなら・・・







 父さんにそんな悲しい顔をさせずにすみましたか・・・?








強くならなければ守れない


心も体も鍛えなければ


刀の才があっても力では男にはかなわない


努力して努力して努力して 足手まといにだけはなりたくない



己の力量を見極める

父の知り合いだった雷の呼吸を使う方にまず教えを請うた

だけど雷の呼吸はすぐに習得できないと言われた

「お前さんにはもっと違う才がある」

「戦いながら見つけるように」と再び私は鍛錬に明け暮れる


試験も終わり、己の日輪刀の色は緑かかった青だと判明


私は任務で初めて煉獄杏寿郎という男と一緒になる

彼の刀の色は赤

「炎」の呼吸だった


鬼殺隊員は私が守るという意思を弱いながらにも持っていた私は
己から最前戦に出るようになり、彼の事をよく見かけることとなる


 そのたびに力量の差に打ちのめされた

 なんだ こいつ

 なんでこんな強いの、速いの、声がでかいの?(声は関係ない)

 入隊時から彼の力量は他よりとびぬけていた



 くやしかった

 男であるという点も羨ましかった



 努力した

 負けたくない

 もっともっと彼よりも鍛錬を!!!




しばらくして彼が元炎柱様のご子息であるということを知った

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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 炎柱   
作品ジャンル:アニメ
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ソラノ(プロフ) - ・・・hit数がおかしい。6000? エラーかな? (2020年7月1日 17時) (レス) id: b7916d63a5 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 有難うございます。煉獄さん良いですよね!!!! (2020年6月4日 20時) (レス) id: 6946561589 (このIDを非表示/違反報告)
marinesvictory1(プロフ) - 煉獄さん本当に大好きなので読んでて幸せです。゚(゚´ω`゚)゚。更新めっちゃ楽しみにしています!! (2020年6月4日 1時) (レス) id: 81f776d056 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい! (2020年6月1日 22時) (レス) id: e4678e2dff (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 読み返して気になったところは直していきます。すいません (2020年5月31日 18時) (レス) id: 6946561589 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ソラノ | 作成日時:2020年5月17日 12時

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