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私には祖母がいる
入院中だが退院したら祖母も(一時的かもしれないが) 一緒に住むことになる
祖母が退院するまでの一時しのぎとして、どうしても仮宿が見つからない場合は
少しの間、明日子さんの家が本当にご迷惑でなければ お手伝いでもなんでもしながら
ご厄介にならせてもらえたら助かるくらいの気持ちは確かにあった
もちろんそうならないよう 必死に次の仮宿は探すつもりで
それはあくまで最終手段
アパートを追い出されるきっかけは 実際「私」であるのだし
これは私個人の問題である
明日子さん達に 迷惑をかけることは避けたかった
(本人たちは迷惑と思っていないようなのだが)
そして暴れたのが尾形さん達にしろ、修理費まで面倒を見てもらって
今現在、目にしている尾形さんの家にご厄介になる気などは 本当になくて・・・
こんなに早く アパートを出ることになるとは思わなかった
というか 昨日の今日で 尾形さんがこんなに早く行動にうつすとは思っていなかった
私の荷物を運び終えた尾形さんが まだ車の中で呆然としている私の方へと歩いてくる
車の中は朝が早かったことからか 私がまだ寝やすいようにと 毛布やら布団やらがひかれ
正直 昨夜色々あった私はこのまま現実逃避で二度寝に入ってしまいたいくらいだった
だが そうも言ってられない状況に 目をこする
横の車の扉が開かれた
「そんなにこするな。 眼球が傷つく
学校は午前中だけでも 休んだらどう・・・だ？
昨日も色々あったことだし 俺としてはやはり一度
病院で検査を受けたほうがいいと思うんだが・・・
医療費なら俺が迷惑をかけたから当然払うし、心配しなくていい」
そう言って髪にふわりと彼の手が触れた
私の髪を優しくなでる
・・・この優しさに身を任せてはいけない
”これ以上 尾形さんに(主にお金面で)借りを作りたくない”
私は「大丈夫です」とつぶやいた
私はどうやって 元のアパートに戻してもらうかを必死に考える
いくらなんでも今日、明日に、引っ越し先など見つけられない
ネットでまず探すかと思い、ポケットの中のスマホを見ようと
ぱしっ！
「！」
「お前の家は もう”ここ”だろ？」
−−−！
ボソリと耳元で 低い声がした
掴まれた左腕が痛い
ゾワリと背筋に寒気が走った
まだ毛布にくるまっている私を彼が おもむろに抱き上げた(お姫様だっこというやつだ)
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ソラノ(プロフ) - 有難うございます。アニメ3期もはじまったのでこっちも書かねばと思いながら停滞していてすいません。 (2020年10月16日 22時) (
レス) id: 2385099feb (このIDを非表示/違反報告)
イロナシ - もう、ソラノ様が書くお話めっちゃ好きです！更新を楽しみにお待ちします！ (2020年10月11日 19時) (レス) id: c1ed0d601a (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 走り書きなのでまた色々書き直すかもですが、とりあえず「日常1」終わりで、「日常2」をまた書こうと思っています。それこそ本当に小ネタというか勉強見てもらうとか、学校とか修学旅行とか、なんか思いつくままに！！！ (2020年2月22日 1時) (レス) id: 6946561589 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - もうすぐで50！とりあえずこの話はこれで終わって本当に日常編を書こうと思う。尾形さんに勉強見てもらうとか、修学旅行とか買い物とか色々書きたい (2020年2月2日 11時) (レス) id: 6946561589 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - うん、しばらく書いていなかった分 一気にＵＰしました。でも本当に一気に書いたので所々また書き直すかも・・・です。すいません (2020年1月18日 16時) (レス) id: ae51a2c0d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラノ | 作成日時：2019年11月4日 21時
