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(怒られる・・・
怒られる・・・？)
そんなことを思いながら 私は膝を抱え、顔をあげれずにいた
怒られるのは苦手だ
「父」を思い出す
怒られるのは 好きじゃない
「父」に振るわれた暴力を思い出す
ぎゅっとできる限り 自分の体を縮める
−−じゃり、 じゃり
砂利を踏みしめ 足音が確実に近づいてくる
一度止まった後、お堂の下に彼が入ってくるのを気配で感じた
ああ・・・
怒られる？
叩かれる？？
百は・・・ 今は気配を感じない
ここが神社だから？
呼べば来てくれるかもしれないと思う
だけど こんな時ばかり百に頼るのかと 自分の考えを攻める
そして 百が自分の父の腕を折った瞬間を思い出す
ああ・・・ ダメだ・・・ 百は呼べない
砂利の音が自分の目の前で止まった
じゃりっ
「・・・・・・・
・・・・・
・・・」
目線をずっと感じる
じっと自分を見て 離さない視線
何か言ってほしい
怒ってるんですか？
逃げましたもんね 私
でも尾形さんだって 私のライン見てくれたんですか？
顔をあげれない
自分でも逃げてしまったのは 悪いと思っているから・・・
せっかく迎えに来てくれたのに 自分は逃げてしまった
4時だと言ったのに その時間に出ていけなかったのも もとは自分の責任だ
わかっていても どうしたらいいかわからない
目の前の彼は怒った表情をしているのだろうか・・・？
「・・・・」
さわり・・・
Σ びくっ！！
頭をなでられる感触を感じた
びくびくと何もできずに 再び膝をぎゅっと抱える
その後、しばらくして ゆっくりと優しく抱きしめられた
ドクン ドクン・・・
彼の・・・ 心臓の音が聞こえた気がした
「A ・・・よかった
・・・いた」
「・・・・」
「頼むから 俺から・・ 逃げないでくれ・・・
俺は結構 逃げるやつを追い詰めるのは 嫌いじゃないんだが
なんだろうな・・・
お前に逃げられるのは・・・
つらい」
抱きしめられる力が強くなる
おそるおそる顔をあげる
彼は私以上に不安そうな顔をしていた
−−−まるで母親においていかれた 子供のような瞳
「お、こって・・・ ないですか？」
「怒ってる」
「・・・・」
「だが 俺も悪い・・・ 車じゃなければ 待っていてもいいかと・・・
いや・・・
早くお前に会いたかった」
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ソラノ(プロフ) - 有難うございます。アニメ3期もはじまったのでこっちも書かねばと思いながら停滞していてすいません。 (2020年10月16日 22時) (
レス) id: 2385099feb (このIDを非表示/違反報告)
イロナシ - もう、ソラノ様が書くお話めっちゃ好きです！更新を楽しみにお待ちします！ (2020年10月11日 19時) (レス) id: c1ed0d601a (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 走り書きなのでまた色々書き直すかもですが、とりあえず「日常1」終わりで、「日常2」をまた書こうと思っています。それこそ本当に小ネタというか勉強見てもらうとか、学校とか修学旅行とか、なんか思いつくままに！！！ (2020年2月22日 1時) (レス) id: 6946561589 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - もうすぐで50！とりあえずこの話はこれで終わって本当に日常編を書こうと思う。尾形さんに勉強見てもらうとか、修学旅行とか買い物とか色々書きたい (2020年2月2日 11時) (レス) id: 6946561589 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - うん、しばらく書いていなかった分 一気にＵＰしました。でも本当に一気に書いたので所々また書き直すかも・・・です。すいません (2020年1月18日 16時) (レス) id: ae51a2c0d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラノ | 作成日時：2019年11月4日 21時
