私と貴方と霊な貴方【ゴールデンカムイ（尾形）】日常編

14　（尾形視点） ページ14

16時を過ぎ、なかなかAが現れないことに 俺はイライラしていた

16時になったらやっとAに会えると まだかまだかとこの時間を待っていたのに
校門前から現れるのは どうでもいい生徒ばかり

とうに下校時間は はじまっていて、何人も校門から人が現れるが
Aの姿がないことに 俺は何度も落胆する


　(もしかして 連絡するまでくるなと言っていたのに 校門前にいるから
　 怒っているのだろうか・・・？)


それでも早く会いたかった

送迎されてると思われるのが嫌なのかと思って 車は近くのコンビニ前に置いてきた


　Σ 何が不満なんだ！！！？


俺はタバコをふかしもせず(Aの肺に悪影響だから 今後はタバコは止めようと思う)
イライラしながら Aを待つ

　早く会いたい

　無事を確認したい

　抱き着きたい！

　Aの体温を直に感じたい！！！！


女子高生をナンパ中の白石をじっとみる


　何故お前まで ついてくる！？ 俺とAの邪魔だ！！ 帰れ！！


数分待ち、声をかけてくる女子に「Aは まだいるか？」と聞いてみたりしたが
クラスが違ったり、「え？さぁ？」という答えしか返ってこない

　・・・まぁ 誰がいつ帰ったかなんて 気にしないよな

本当に自分たちの目を盗んで 帰ってしまったのではないかと不安になる

万一そうなら 早く見つけて 捕まえて、

　”お仕置き”が必要だなと物騒なことまで 考え出す


　A・・・ A・・・

　早く出てこい！！！


そうこうしているうちに、ようやく、やっと、とうとう、

　愛しい Aの姿を見つけた！！！！！


何やらコソコソとその場を通り過ぎようとしていたふうだったが
それはまぁ 後で聞くとしよう


Aの名を呼び、Aのほうへと歩いていく
歩く足取りが 自然と早い

　やっと出てきた！

　8時間ぶりだ！

　ずっとずっと今日はお前に会いたいのを我慢していた！


　ちょっと ほめてほしい！！

　早く 抱きしめたい

　出てくるのが遅いと 言ってやりたい


早く早くとAの方へと小走りになるが、何故か・・・



　俺に気づいたAは顔を青くして 俺達とは別の反対側の道へと全速力で走っていく



　 Σ っ！！？ なんで 逃げるんだ A！？？

　 逃がすか！！ (何故 逃げるっ！！？)



白石 Σ 「あれ？ 尾形ちゃん どこいくのぉ〜？」

「お前は とっとと帰れ 白石！！！(怒)」

白「くぅ〜ん」

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