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「百！ 何してるの！？ この人たちは 何もしてないでしょ！！」
私は慌てて 百に叫んだ
最近は百が相手に金縛りをかけるのは ”私に危害を及ぼす者”か
”必要以上に私に触れる異性”だけだった
昔のように 私に近づく男性は手当たり次第ということはなくなっていたはずだった
−−−でも
ギロリと冷たい百の目が 私を見下ろす
いつもとは違う反応に 私は「え？」と目を見開く
百の瞳は 冷たく、深く、黒い闇のようだった
昔見た・・・
百が 私の父の、 頭を踏んでいた時のような・・・
ひゃ・・・く？？
その瞳が私の方へ向いて
・・・！ いや・・・ 違う
その殺気のこもった瞳は 私のお腹にすがりつく・・・
”女の子へと 向いていた”
っ！！！
その瞬間・・・ 何故だろうか
私の中に 何かざわめくような ある感情が沸き起こる
”私の中で 何かが 芽生える”
「百・・・
この子に何かしたら 許さないよ」
！！！！！
百の体がビクリと 私の冷え切った低い声に反応した
こんなびびった百の顔を見たのは 初めてだった
その瞬間 部屋の中の百の呪縛が一気に溶けた
けほけほと坊主の人は 「なんか 疲れた」と ぐったりし
顔に傷のある男性は 彼に「大丈夫か？」と聞いている
尾形さんは頭でもクラクラするのか 頭をかかえ、どうやら皆外傷などは なさそうである
私はすぐに できる限り彼らに頭をおろす
「すいませんっ！！！！」
そう言って 何度も謝った
ああ・・・ やはり私は 誰かとかかわるべきじゃない
また 誰かを傷つけてしまう
コワガラレル サケラレル
もう・・・
「すいません！！！」
「・・・っ。 なんで Aちゃんが 謝るの？ Aちゃんは悪くないでしょ？」
−−−っ！ へ？
思いもしない のんきな声に 一瞬何を言われたか わからなかった
おそるおそる顔を少しあげると 坊主の彼が にへっと床に座って 笑っていた
「そうだよ Aちゃんは悪くないだろ？ つーか たぶんこれ・・・
後ろにいる そっちの”尾形”が原因・・・ だよね？
え？ なんなの ”それ”？
幽霊？？？
え？ 生霊？？？」
そう言って顔に傷のある男性は じっと私の後ろにいる百を見て
顔をちょっと青ざめつつも ぎっと睨みつけていた
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ソラノ(プロフ) - とりあえず 11月から 日常編？のような感じでかけたら幸いです (2019年10月31日 2時) (
レス) id: 0026594e4c (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - ソラノさん» いえいえ、前作の人魚のお話から読んできましたがとても楽しみに見させて貰ってます(*´▽｀*)お体に無理の無いようにお過ごしくださいね！ (2019年10月25日 2時) (レス) id: 148e7f1d83 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - Σ は、反応があった！！！ 有難うございます！！！ とりあえず出会い編はそろそろ終わらせて 前世へ主人公の意識が飛ぶ話とか、同棲してからの話しとかそろそろ展開変えたないなぁ〜とか思ってます！ 有難うございます！！！ (2019年10月24日 0時) (レス) id: 0026594e4c (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - ソラノさん» 楽しみに読んでますよ(*´∇｀) (2019年10月20日 15時) (レス) id: 148e7f1d83 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - （あ、ちなみにツイッター ネームは 「ソラ」です。すいません） (2019年6月25日 0時) (レス) id: 88162d403a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラノ | 作成日時：2019年4月8日 4時
