33（尾形視点） ページ33
もうちょっとで 再びAとキスできそうだった
未成年とはいえ キスくらいいいだろう
その先の事は 一応我慢してやるのだ
Aは混乱しているようだったが 俺としては好都合で
だが再び Aの唇に触れれると思うと 急に胸に不安が押し寄せてきた
またいつもの夢ではないか
急にAが消えてしまうのではないか
そんな思いを打ち消したくて 不安を取り除きたいとばかりに
Aの意思を 再び無視する
(ああ・・・ また 警戒されるな)
そう思いつつも Aとの距離は止まらない
止まらない・・・ はずだった
”ピンポーン”
−−− ヤツラの声を 聴 く ま で は ・ ・ ・
「尾形〜？？？」
・・・っぐ！！
なんで こんな時に限って あいつらがくるんだ！！！
とたんに俺の体は 後 数センチというAの唇の手前で固まった
確かに今の住所は教えたが
何故！！ 今っ！！！？
反射的に 隠すようにAを抱きしめる
”永久的には無理でも 今は・・・ 今だけは Aを独り占めしていたい！”
正直 あいつらのことは嫌いとかいう感情では わりきれない
どちらかというと いいほうではある・・・のだろう
だが Aがかかわると うざくもある
前世もそうだった
何気に俺がAと 二人きりになろうとすると邪魔をされる
俺に向けるより いい笑顔をAは 奴らに向ける
「尾形ぁ〜？」
とくに アシリパ・・・ ”お前は自覚がないから タチが悪い！！”
「おん・・・なの子の声？」
アシリパの声に Aが反応する
それに俺の体が嫉妬するかのように 全身が熱くなる
前世では Aにとってアシリパは 妹のようであり特別だった
アシリパも Aを姉のように慕っていた
Aが前世で死んだときも アシリパは杉元が死んだと聞かされた時以上に
ショックを受けていた気がする
(正直 あの時は俺の方が 色々 ”壊れ始め”ていたので
周りの事はあまり記憶にないが なんとなくそれだけは覚えている)
もしも 目の前のAが アシリパを見たら？？？
前世の事を思い出すか？
また アシリパに Aを持っていかれるのかという不安に
俺の体は 目の前のAを より求める
Aが悲鳴を上げるまで後 数秒 −−
「っひ！！！」
”俺だけ 見ていてくれ A”
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ソラノ(プロフ) - とりあえず 11月から 日常編？のような感じでかけたら幸いです (2019年10月31日 2時) (
レス) id: 0026594e4c (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - ソラノさん» いえいえ、前作の人魚のお話から読んできましたがとても楽しみに見させて貰ってます(*´▽｀*)お体に無理の無いようにお過ごしくださいね！ (2019年10月25日 2時) (レス) id: 148e7f1d83 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - Σ は、反応があった！！！ 有難うございます！！！ とりあえず出会い編はそろそろ終わらせて 前世へ主人公の意識が飛ぶ話とか、同棲してからの話しとかそろそろ展開変えたないなぁ〜とか思ってます！ 有難うございます！！！ (2019年10月24日 0時) (レス) id: 0026594e4c (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - ソラノさん» 楽しみに読んでますよ(*´∇｀) (2019年10月20日 15時) (レス) id: 148e7f1d83 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - （あ、ちなみにツイッター ネームは 「ソラ」です。すいません） (2019年6月25日 0時) (レス) id: 88162d403a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラノ | 作成日時：2019年4月8日 4時
