31（尾形視点） ページ31
「今の・・・ ”どういう意味ですか？”」
Aの質問に 思わず「ん？」と Aを見つめる
そして 「ああ・・・」と 天井へとつい目線をあげ、再びAを見た
ちゃんと 目の前にAがいる
夢じゃない
まだ生きてる
ウゴク
ハナス
オコル
−−俺をその瞳にうつす
無性に再び腕の中に Aのぬくもりを感じたいと手を伸ばすが
何かさっしたAは 俺の腕から素早く逃げる
・・・っち。 逃げ足まで 前世と一緒でなくてもいいのに
俺は一度ため息をつく
そして Aに質問されたことを考える
正直 俺にも あの「オレ」については よくわかっていない
”何故 前世の俺が霊としているのか”
Aには前世の記憶がなく 当然アレが「前世の俺の霊」とは わかっておらず
(しかし ヤツには 両目があった・・・ いつの頃の俺だ？？？
いや 死んだ後なら 目くらい直るのか？)
さて・・・ どう説明したらいい？
俺だって どうなってるのかわかっていない
死んだ後 魂がわかれるなんてことがあるのか？
現世に生を受けた俺と 未だに兵士のままの俺・・・
髪を昔の癖で 何度もなであげる
じっとAが俺の返答待っている
・・・嬉しい
ずっと俺だけ見ていてほしい
やっと見つけた
見つけた
見つけた
今度こそ 間違わない
お前を・・・
−−−− ”コロサズニ ・・・ ”
ああ、いかんな
どうもAを見ると 思考がAに持っていかれる
質問・・・ ああ、Aに聞かれた質問に答えなくては
嫌われたくないからな
俺も丸くなっただろう？
だから 今度こそ 俺に・・・
” オレニ オマエノ シュクフク ヲ −−− ”
「あれは おそらく・・・ いや、
明治時代の俺の霊だ
言ってみれば俺の前世だな
どういうわけか 生まれ変わっている俺もいるが
魂が二つに分かれたとか 俺の心残りかなんかだけ 霊になって今も
さまよっているとか・・・
まぁ そんなところだろう」
−−−というか 今までAと一緒にいたあいつなど どうでもいい
前世の俺とは言え 成仏しろ！！
”もうAは 俺だけのものだ！！”
俺の言葉に 意味がわからないとでもいうように Aが首を傾けた
くそ・・・ 尊い(抱きしめたい)
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ソラノ(プロフ) - とりあえず 11月から 日常編？のような感じでかけたら幸いです (2019年10月31日 2時) (
レス) id: 0026594e4c (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - ソラノさん» いえいえ、前作の人魚のお話から読んできましたがとても楽しみに見させて貰ってます(*´▽｀*)お体に無理の無いようにお過ごしくださいね！ (2019年10月25日 2時) (レス) id: 148e7f1d83 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - Σ は、反応があった！！！ 有難うございます！！！ とりあえず出会い編はそろそろ終わらせて 前世へ主人公の意識が飛ぶ話とか、同棲してからの話しとかそろそろ展開変えたないなぁ〜とか思ってます！ 有難うございます！！！ (2019年10月24日 0時) (レス) id: 0026594e4c (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - ソラノさん» 楽しみに読んでますよ(*´∇｀) (2019年10月20日 15時) (レス) id: 148e7f1d83 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - （あ、ちなみにツイッター ネームは 「ソラ」です。すいません） (2019年6月25日 0時) (レス) id: 88162d403a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラノ | 作成日時：2019年4月8日 4時
