五十九 ページ9
「わからないなら わかるまで 目の前で一人づつ殺してやろうか・・・？」
血を這うような彼の声が 耳に響いた
唇から離れた彼は 嬉しそうに目を細め、 狂気的な言葉をつむぐ
体が こわばる
−−ドウシテ ソンナコトヲ？
彼は愛しいとばかりに 私の頬を優しくなでる
震える私をまるで獲物でも見るかのように 舌なめずりする
ちゅっ っちゅと 軽く何度かキスされる
瞼に 額に 頬に
拒めば 唇に噛みつかれそうになった
遠くで杉元さん達の笑い声が聞こえた
助けを求めて目線をそちらへ向けようとするが 再び自分を見るよう
顔を強く押さえつけられた
彼の瞳が より暗く濁っていた
今まで不機嫌で暗い彼の瞳を何度か見たことはあったが
ここまで暗く染まった瞳を 見たことはなかった
これが彼の”本来の本質”なのかもしれないと思うと 身の毛がよだつ
でも・・・何故だろう
その瞳が あの時の5年前の少年と重なって見えた
あの別れる前の・・・ 曽祖父の墓へ行く途中で会った彼の・・・
血まみれだった時の彼の瞳と −−
「俺から 逃げたいか？ A・・・？
逃げてみろよ。 だが 逃げ切れると思うなよ？」
「俺を残して死のうとも思わないことだ
俺を置いていったら 残った俺は何をしでかすか わからないからなぁ？？？」
「俺をあまり待たせてくれるなよ A
お前のことは愛しい。 この世で一番大切だ。
だからできれば待ってやりたい
だが 俺はそろそろ限界だ・・・
わかるだろう？」
「このままだと 俺はお前を”カンキン”してしまう
閉じ込めて それこそ毎日犯すぞ？
逃げようとしたら 足を折る
それでも足りないなら 腕もおる
お前を逃がすくらいなら 殺してやる
殺してお前の体を食べてやる
性的にも それこそ全て・・・
そして俺も後を追う・・・ お前を宿しながらそれでも俺はお前を求めて死ねるだろう
死後の世界があるのなら そこでも俺はお前を追い続ける
できれば 俺はそこまでお前を傷つけたくない
だからな・・・ A・・・
”俺を裏切るなよ？”
”俺を選ぶと言ってくれ”
”毎日 俺を求めてくれ”
なぁ・・・ 俺が怖いか？
俺は・・・ いらないか？
愛しい 愛しい A・・・ なぁ？」
「 俺は・・・ 生まれないほうがよかったか？ 」
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ソラノ(プロフ) - ちょっと気になるところ修正していきます (2019年1月20日 18時) (
レス) id: 340c9221f0 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - とりあえず 少しずづ進展していってほしいので、そろそろＲ18専用Ｐも作るか、皆様の想像におまかせして書かずにいくかでちょっと考え中です (2019年1月17日 2時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 94話の後はちょっとＲ18なのか（いれないけど）なんか行為的なもの少し入れようかと思うので、それは他Ｐで書こうと思います。いつになるかは不明。このまま書かないかも？もあります。う〜ん・かかずに想像にお任せがいいのかな？このＰの95からは普通に戻します (2019年1月17日 2時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 考えた。別Ｐに「その話の間」ということで Ｒ18かな？という きわどいかな？と思うのを そっちにまとめようかと思います。Ｒ18かも わからないので (2019年1月16日 6時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - おあずけくらいまくればいいと思って書いてます。すいません (2019年1月16日 6時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラノ | 作成日時：2019年1月4日 3時
