五十六 ページ6
まず料理に手を付けたのは 尾形さんだった
お椀やら皿をかき集め なんとか人数分わけれたが
皆 尾形さんの圧に 彼が口にするまで食べれずにいた
「・・・うまい」
ボソリと尾形さんがつぶやいた
よかったと内心安堵する
尾形さんの肩が私の右肩にあたる
Σ びくっ！！ (大丈夫 大丈夫・・・)
思わず一瞬反応してしまったが 心を落ち着かせ、動かずにいる
スリスリと今度は尾形さんの頭が私の右肩にすりついた
(大丈夫 大丈夫 ・・・大丈夫！！！)
「・・・おい クソ尾形。 Aちゃん 困ってるからやめてやりな？」
「困ってない。 Aの名を口にするな 杉元。 殺すぞ」
(大丈夫 大丈夫)
アシリパさんを見ると「ヒンナ ヒンナ」と つぶやいている
「ヒンナって何？」と気をそらそうとすると「食べ物や食への感謝だ」とニッコリ微笑まれた
「おいしい」という意味でもあるらしい
うん、 天使！
「そっか。よかった」と笑いあうと よりゴリゴリと右肩に何かがあたる
(ダイジョウブ だいじょう・・・ ぶ！)
「Aちゃん 固まってるけど？」
「これは完璧トラウマだな」
「健気だぞ A。本当にいい子だなぁ〜」
なんでもいいから 助けてほしい
尾形さんは私の肩にすりつきながら お椀の魚を軽く平らげた
他の皆がいるせいか それ以上何もしてこなかったが それだけでも緊張してしまう
しばらくして白石さんはお酒を持ち出し 酒盛りしだす
私は未成年もあり それには手を付けずにいた
男性陣が酔いはじめ、アシリパさんまで 酔う始末
(彼女は見た目が子供なので 大丈夫かと本気で心配してしまう)
人魚たちの酒盛りを見ながら 私は本当にここにいていいんだろうかと
ぼんやりとその場の光景を眺めていた
人間の中には 彼らを不老不死の薬にしようと狙うものもいるのだ
もしも私が彼らを売ったら？ とか・・・
考えないのかな？(しないけども)
「A」
Σ びくっ
隣で酒の入った尾形さんが 私に声をかけてきた
油断していた
ちょっとびくつくが「何ですか？」と 平静を装い一応答える
全部許すわけじゃないけど お詫びの魚を食べてるわけだし・・・無視できない
じっと見てくる彼
少し酔っているのか彼の目は トロンとしている
頬も赤い
何を言われるのかとドキドキしていた
で・・・
「お前・・・ 処女だよな？」
・・・は？
今 聞くか？
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ソラノ(プロフ) - ちょっと気になるところ修正していきます (2019年1月20日 18時) (
レス) id: 340c9221f0 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - とりあえず 少しずづ進展していってほしいので、そろそろＲ18専用Ｐも作るか、皆様の想像におまかせして書かずにいくかでちょっと考え中です (2019年1月17日 2時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 94話の後はちょっとＲ18なのか（いれないけど）なんか行為的なもの少し入れようかと思うので、それは他Ｐで書こうと思います。いつになるかは不明。このまま書かないかも？もあります。う〜ん・かかずに想像にお任せがいいのかな？このＰの95からは普通に戻します (2019年1月17日 2時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 考えた。別Ｐに「その話の間」ということで Ｒ18かな？という きわどいかな？と思うのを そっちにまとめようかと思います。Ｒ18かも わからないので (2019年1月16日 6時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - おあずけくらいまくればいいと思って書いてます。すいません (2019年1月16日 6時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラノ | 作成日時：2019年1月4日 3時
