九十七（尾形視点） ページ48
「・・・A」
「ん？」
「・・・あのガキは・・・ 早く追い出したほうがいい」
”自分”だからこそ わかる・・・
あいつは ”危険”だ
Aはいきなり何を言い出すのかと 目を丸くする
そりゃぁ そうだろう
昨日は俺の方から話をきった
なのに今、俺は突然お前にこんなことを言っている
はたから見ればただ
「好きな女の前に 5年前約束した許嫁が現れて、焦っている愚かな男の戯言」
にしか映らないだろう
A自身 そう思うかもしれない
だが、どう思われようと 「アレ」は早く 消しておく必要がある
−−−これ以上 Aが「アレ」に情を向ける前に・・・
そして「アレ」も Aにこれ以上固執する前に・・・
いや、「アレ」に関しては もうAに対する思いは手遅れかもしれない
なにせ 5年前の「俺」なら 自分でも手遅れだと思うからだ
「・・・百は たぶん・・・ 行くところないんじゃない・・・かな？
前、親もいないみたいなこと言ってたし・・・
私を頼りに来てくれたんなら 体調も悪いみたいだし 放っては・・・」
っ！！
この時ばかりは Aのお人よしにイラついた
Aの肩を強くつかんだ
焦りもあったと自分でも思う
今わからせておかなければ 次いつAと二人きりで話をできるかわからない
だからこそ 焦る
「アレ」の存在はAには言えない
「アレ」もいつお前に「俺」のことを話すかわからない
だから つい お前に強くあたってしまった
「お前はあのガキと結婚する気なのか？
5年前 約束したから？
っは！ 約束を守ってずいぶんと偉いじゃないか！
でもな、A！
世の中 いいやつばかりじゃねぇんだよ！」
あのガキがいなくなったことで 今お前にちゃんと言っておかねばと焦る
アレが危険だと・・・ せめてわかってほしい
いいか？ A？
あいつは”危険”なんだ
それは俺がよくわかっている
アイツは昔の「俺」だ
つまり・・・
”自分に振り向かないモノに ナニをするのか”
それは俺がよくわかっている
だからこそ 今のうちにあのガキを引きはがす必要がある
本当なら昨日のうちに殺るつもりだった
Aがいなければ 殺っていた
俺が隣にいる間は お前を守ってやれる
だが・・・
陸の上では？？？
−−− 奴には二本の人間の足がある
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ソラノ(プロフ) - ちょっと気になるところ修正していきます (2019年1月20日 18時) (
レス) id: 340c9221f0 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - とりあえず 少しずづ進展していってほしいので、そろそろＲ18専用Ｐも作るか、皆様の想像におまかせして書かずにいくかでちょっと考え中です (2019年1月17日 2時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 94話の後はちょっとＲ18なのか（いれないけど）なんか行為的なもの少し入れようかと思うので、それは他Ｐで書こうと思います。いつになるかは不明。このまま書かないかも？もあります。う〜ん・かかずに想像にお任せがいいのかな？このＰの95からは普通に戻します (2019年1月17日 2時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 考えた。別Ｐに「その話の間」ということで Ｒ18かな？という きわどいかな？と思うのを そっちにまとめようかと思います。Ｒ18かも わからないので (2019年1月16日 6時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - おあずけくらいまくればいいと思って書いてます。すいません (2019年1月16日 6時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラノ | 作成日時：2019年1月4日 3時
