七十三 ページ24
少年の寝顔は改めて見ると 見たことはないが 尾形さんの子供のころみたいだなと思った
眠りながら 彼の瞳からも あの人と同じく一滴涙がこぼれおちた
それにズキリと胸が痛む
思わず彼の涙を指ですくう
結局私は彼から離れられず 1日一緒に過ごすことになった
朝になり そういえば名前を聞いていないと聞けば 彼は答えてくれた
「尾形 百之助」 と −−−
私は何かの冗談かと 彼を見る
彼は「私には嘘はつかない」と答えた
そして その小さな体で私に抱き着いてきた
身長的に彼の顔は私の胸のあたりにあたる
「いや？」と 上目づかいで見られると なんとも言えない気分になる
私はもとより子供に弱い
今でこそ 尾形さんに振り回されているが
少し前までは村の子供たちのおもりを よくしていた
彼の頭に手をおいて なでてみた
彼は気持ちよさそうに猫のように目を細めた
なでるのをやめると もっと欲しいというように 私にすりついてくる
その姿を見ていると とても私の曽祖父を殺したとは思えなかった
でも・・・ きっとそれは事実なのだろう
そして彼は・・・ 5年前の約束を守りに私を探し ここへ来た
「百って・・・ 呼んでいい？」
百之助と呼べば 尾形さんとかぶってしまう
彼はコクリとうなづいた
嫌ではなさそうだ
尾形さんにはなんと説明したら？
そして 目の前の彼に・・・ 私は どうしたら？
何故 同じ名前なの？ これは偶然？？？
答えは出ずに グルグル回る
結局そのまま私は家に帰してもらえず 食事は彼の病院ですませた
彼はどこが悪いのかは教えてはくれなかった
嘘はつかないが 言えないことは言わない・・・ ということだろうか？
彼は食事中もずっと私のそばにいた
本当に尾形さんの子供バージョンのようだ
でもこの子は昔はこんなに甘えてくる感じじゃなかったのに・・・
何があった？？？
「A」
Σ びくっ！！
尾形さんの声に現実に戻される
彼はじっと私を組みひいたまま 私の顔を覗き込んでいる
百に銃を向けられていても おかまいなしらしい
ある意味 凄い・・・
「な・・・んでしょう？」
思わす敬語になる
彼の次の言葉にドキドキする
何を質問されるのかと唾をのむ
そして
「A・・・ 俺以外の男と一晩一緒だったということか？」
うん・・・ そこか・・・？？？
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ソラノ(プロフ) - ちょっと気になるところ修正していきます (2019年1月20日 18時) (
レス) id: 340c9221f0 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - とりあえず 少しずづ進展していってほしいので、そろそろＲ18専用Ｐも作るか、皆様の想像におまかせして書かずにいくかでちょっと考え中です (2019年1月17日 2時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 94話の後はちょっとＲ18なのか（いれないけど）なんか行為的なもの少し入れようかと思うので、それは他Ｐで書こうと思います。いつになるかは不明。このまま書かないかも？もあります。う〜ん・かかずに想像にお任せがいいのかな？このＰの95からは普通に戻します (2019年1月17日 2時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 考えた。別Ｐに「その話の間」ということで Ｒ18かな？という きわどいかな？と思うのを そっちにまとめようかと思います。Ｒ18かも わからないので (2019年1月16日 6時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - おあずけくらいまくればいいと思って書いてます。すいません (2019年1月16日 6時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラノ | 作成日時：2019年1月4日 3時
