七十 ※ちょいエロ有 ページ21
診療所に行ってから丸一日たって、私はやっと自分の家に戻ることができた
日がもう暮れかけていた
もう今日は これから海へ行くわけにはいかないだろう
家の戸を開け 中に入る
尾形さんがいないことに ちょっとほっとする
正直、 昨晩も尾形さんは家に来ていたのだろうなと容易に想像できた
家にいない私を探しに 村中を徘徊しないかとハラハラしていた
どうやら 朝には海へ帰ってくれたようだ
一晩いなかったことを 今日絶対問い詰められると腹をくくる
どうせ今日も夜来るのだろうと 疲れた体を床に寝そべらせた
「・・・疲れた」
色々尾形さんには話すことがある
でも・・・ 何から話せば・・・
−− カタン
「！」
私しかいないはずの家の中から音がした
思わず顔を上げる
隣の・・・ 部屋？ いや 聞こえたのはもっと・・・
布団などをしまっている襖を見る
下の段は前は私の布団をしまっていて今はないから 人が隠れようと思えば隠れられる
まさか・・・ 泥棒？
冷や汗をかく
だけど 万が一・・・ということがある
脳裏に尾形さんが浮かんだ
尾形さん？
私は一応 台所から麺棒を手に取ると襖に近づく
尾形さんだった場合 村の人は呼べない
ごくりと唾をのむ
膝をつき、目を閉じ、一度深呼吸をする
いざ襖を開けようと思った時 −−−
「！」
彼の肩目と目が合った
襖の隙間から 黒く・・・ ひどく濁った瞳
−−−あ・・・ ヤバイ時の目だ
脳に警告が走り、私はあわてて立とうとした
しかし 襖の間から ぬっと伸びてきた手に腕をつかまれた
そのま襖の中に引きづりこまれるように倒れこむ
「っ！！」
バタンと襖が再び閉まる音
襖の中は真っ暗だった
だが・・・ 確かに
「お・・・ がたさん、 ちょっと ま・・・っ」
キスの嵐が待っていた
足首をつかまれ開かされる。太ももの間に鱗の感触がした
だがすぐにそのまま両足をかかげられ 彼の肩に足をかけるように組みひかれる
体勢もそうだが 彼が無言なのがより私を不安にさせた
キスの合間に彼の名を呼ぶが 彼は何も言ってくれない
「おが・・っ・・まっ・・・！ あっ・・・ ひゃくのすけ・・・ さん、
話っ、 を・・・」
息が苦しい
待ってくれと哀願する
目に涙がたまってくる
「っま・・・」
私の息も既に荒い
襖の中に二人の荒い息だけが溶けていく
「っ！ え？」
下の下着に違和感を感じた
何かが・・・ 指？？？
「っや！」
七十一 ※多少エロ有（18禁ではない・・・はずだ！）→←六十九（尾形視点）
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ソラノ(プロフ) - ちょっと気になるところ修正していきます (2019年1月20日 18時) (
レス) id: 340c9221f0 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - とりあえず 少しずづ進展していってほしいので、そろそろＲ18専用Ｐも作るか、皆様の想像におまかせして書かずにいくかでちょっと考え中です (2019年1月17日 2時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 94話の後はちょっとＲ18なのか（いれないけど）なんか行為的なもの少し入れようかと思うので、それは他Ｐで書こうと思います。いつになるかは不明。このまま書かないかも？もあります。う〜ん・かかずに想像にお任せがいいのかな？このＰの95からは普通に戻します (2019年1月17日 2時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 考えた。別Ｐに「その話の間」ということで Ｒ18かな？という きわどいかな？と思うのを そっちにまとめようかと思います。Ｒ18かも わからないので (2019年1月16日 6時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - おあずけくらいまくればいいと思って書いてます。すいません (2019年1月16日 6時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラノ | 作成日時：2019年1月4日 3時
