六十四 ●三章 変容 ページ15
島での出来事の後、私は目が覚めると自分の家の母の布団の上で眠っていた
目の前に男の人のガッシリとした胸板があったので ちょっとビックリしたが
尾形さんだと気づくと「いつものことか」と思ってしまった
自分でも感化されつつあるなと ちょっと苦笑いした
結婚してもいない、むしろ許嫁でもない男の人に夜抱きしめられて
それを気づけば 受け入れてしまっていたのだ
大きな子供とみれば こうやって抱き着かれているのも ちょっと諦めがつく
思った以上に私は 結構ヤバイ状況なのかもしれないと思った
でも・・・
何故か今では そう嫌でもない・・・ そう思えた
彼の私への想いが本気なのだと知れたからだろうか・・・？
彼がちゃんと約束を守って 家に帰してくれたことも嬉しかった
約束をやぶることだって 彼にはできたはずなのだから・・・
珍しく いつもなら私の胸を枕代わりにしているのに
今日は私を包むように抱きしめているなと ふと・・・
彼が私の名を呼んだ気がした
起きたのかと彼の顔を見るが瞳はまだ閉じたままだった
だが その瞳から一滴・・・ 涙が見て取れた
思わずぎょっとする
どうしたのかと心配になる
よく見てみると 少し苦しそうだった
そういえば以前も苦しそうに眠る彼を見たことがある
ズキリと再び胸が痛んだ
自分でも理由はわからない
でも彼が苦しんでいるのを見ていたくなかった
ゆっくり彼の頬に手を添えた
そのまま「大丈夫だよ」というように彼をなでる
彼がぎゅっと私を力強く抱きしめてきたので ちょっとこっちが苦しくなるが
よしよしと彼の頭をなでると すやすやと今度は彼の規則正しい寝息が聞こえてきた
抱きしめる力も弱まり 私もそのまま再び眠くなる
本来なら目が覚めた時点で彼を起こして 海へ帰るよう促す所だが
疲れていたせいかその日は「朝までいいか」とそのまま また眠ってしまう
朝起きたとき それを後悔することになるわけだが・・・
息苦しさに目を開けると 彼が私に熱いキスをしていたりするわけなのだが・・・
(そういえば島で襲われたとき「何度もしてる」とか言っていたっけ)
−−− 白状したことで遠慮がなくなったらしい
私が「ん〜！！」とうなると 彼は少し離れて「おはよう」とニッコリ笑った
ちょっとだけ ドキリとした
頬が赤くなった気がした
それを隠すよう 慌てていつも通り「はなれろ」と彼の体を押す
私・・・ ちょっと変だ・・・
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ソラノ(プロフ) - ちょっと気になるところ修正していきます (2019年1月20日 18時) (
レス) id: 340c9221f0 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - とりあえず 少しずづ進展していってほしいので、そろそろＲ18専用Ｐも作るか、皆様の想像におまかせして書かずにいくかでちょっと考え中です (2019年1月17日 2時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 94話の後はちょっとＲ18なのか（いれないけど）なんか行為的なもの少し入れようかと思うので、それは他Ｐで書こうと思います。いつになるかは不明。このまま書かないかも？もあります。う〜ん・かかずに想像にお任せがいいのかな？このＰの95からは普通に戻します (2019年1月17日 2時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 考えた。別Ｐに「その話の間」ということで Ｒ18かな？という きわどいかな？と思うのを そっちにまとめようかと思います。Ｒ18かも わからないので (2019年1月16日 6時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - おあずけくらいまくればいいと思って書いてます。すいません (2019年1月16日 6時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラノ | 作成日時：2019年1月4日 3時
