六十三（尾形視点） ページ13
俺は眠りに落ちるさなか Aの言葉は 及第点だなと感じていた
だが それでもお前は 俺に恐怖しながらも 俺に手を差し伸べてくれたーーー
震える手で 自ら俺に触れてくれた
笑ってくれた
声をかけてくれた
俺に・・・
”生きていいと 言ってくれた”
お前の言葉に落ち着いた
お前に嫌われていなければいいと・・・ そう・・・ 思うことにした
酒の酔いも有り、俺はそのまま無防備に眠ってしまった
後で杉元達にいろいろ言われそうだが 今はAの胸の中で眠りたかった
本来なら 俺はここで お前を犯して無理やりお前を手に入れた気分になっていただろう
だが・・・ まぁ・・・
”やはり お前に・・・ お前自身から 求められたい”
もう少しだけ待とうと思うことにした −−−
お前は5年前と同じく 暖かい・・・
どのくらい眠っていたのか、空には夜空が広がり 月の向きから今は夜中だとわかった
俺はぎゅっとAの上に覆いかぶさるように眠っていた
Aは重いだろうに それでも俺をどかさず 下であどけなく寝ている
−−−本当に 無防備だな
ここには杉元達もいたのにと 逆に心配になる
周りを見ると 杉元達も酒に酔いつぶれていた
まだ起きそうにない
俺は髪を撫で上げると そういえばAを村に帰すと約束していたことを思い出す
正直帰したくない
ずっとここにいてほしい
他の奴に会ってほしくない
だが・・・ どのみち・・・
「ここにいても 同じことか・・・」
ここだと四六時中 白石や杉元たちが出入りしかねないと思った
村にいれば夜だけでも俺がAを独占できる
仕方がないとため息をつく
Aを起こさないよう抱きかかえ、海につけないよう隠していた小舟に運ぶ
日が昇る前にお前を帰さないとな・・・
これだといつもと逆だな・・・A
Aの寝顔を見て 口元が笑む
早く・・・・
「俺のものになると誓え A」
「優しい俺でも そう長くは待ってられないからな」
Aの額にキスをした
お前は「ん・・・」と反応するがいまだに無防備に眠り続ける
「・・・ああ・・・ くそ」
犯したい
＜オマケ＞
「クソ尾形の奴 送り狼になりやがったら どうしよう・・・ やっぱりついて・・・」
「俺は殺されるから イヤだぜぇ？？？」
「すや〜・・・」
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ソラノ(プロフ) - ちょっと気になるところ修正していきます (2019年1月20日 18時) (
レス) id: 340c9221f0 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - とりあえず 少しずづ進展していってほしいので、そろそろＲ18専用Ｐも作るか、皆様の想像におまかせして書かずにいくかでちょっと考え中です (2019年1月17日 2時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 94話の後はちょっとＲ18なのか（いれないけど）なんか行為的なもの少し入れようかと思うので、それは他Ｐで書こうと思います。いつになるかは不明。このまま書かないかも？もあります。う〜ん・かかずに想像にお任せがいいのかな？このＰの95からは普通に戻します (2019年1月17日 2時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 考えた。別Ｐに「その話の間」ということで Ｒ18かな？という きわどいかな？と思うのを そっちにまとめようかと思います。Ｒ18かも わからないので (2019年1月16日 6時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - おあずけくらいまくればいいと思って書いてます。すいません (2019年1月16日 6時) (レス) id: cf0cfa8257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラノ | 作成日時：2019年1月4日 3時
