姉上は弟をまっとうに育てたい！【鬼滅の刃】【煉獄杏寿郎】※転生ネタ

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それから姉上は気分が悪いと 寝込むことが度々あった

そういう日は”多い日”？というやつらしい


　果たして”多い日”とは なんだろうか？

　俺では止められないものだろうか？

　何か姉上の助けにならないだろうか？？？


多い日とやらで今日も姉上はご自分の部屋で布団にくるまっておられた
体を温めると少し楽とかで、俺は熱いお茶と薬をもって姉上の部屋を訪問する


「姉上、 ご気分はいかがですか？」


　「うん、大丈夫だよ杏寿郎。ちょっと背中と腰が痛むだけで」


俺が部屋に伺うと姉上は布団から身を起こし、気だるげながらも
俺に優しく微笑んでくださった

それは大丈夫といわないのでは？と思いつつ、姉上の額の汗に気づく

　(今日はどうやら ひどく痛む日らしい)

姉上は「ありがとう」と薬を飲むと「ここにいても退屈だから外に遊びに行っておいで」
と俺の事を気遣ってくださる


　優しい姉上

　俺としては姉上のおそばにいたい


姉上の少しでもお力になりたいと
前、母上が姉上の背中をさすっていたことを思い出す

布団に再び横になった姉上の腰のあたりにそっと手を伸ばしてみた

ゆっくりとさすると「杏寿郎？」と不思議そうな姉上の声

「その・・・少しは楽にならないかと思いまして」

布団の上からでなく できれば服の上からさすりたいが、それだと姉上は寒いかもしれない
なので仕方なく布団の上からゆっくりと何度もさする

姉上はしばらく薄目をあけてじっとしておられたが、そのうちその瞼も閉じられた

「なんか・・・ 懐かしいな」と姉上がつぶやく

俺には何が懐かしいのかわからなかった

　(懐かしいとは どういうことだろうか？？？)


しばらくして姉上のすこやかな寝息が聞こえてきた

少しでも姉上が楽になられたのかと喜びがこみあげる

そのまま今度は姉上のお腹のあたりを眺めてみた


　(母上は前、お腹のあたりもなでておられた)


「・・・」


そっと背中ではなく、今度は姉上のお腹部分へと手を伸ばす
布団の上からそっと優しくなでる


　いつか ここに

　 姉上の・・・



「・・・」



不思議だった


　”姉上が子供を産めるという現実が”



不思議だった



　 ”どうやってこの中に子供ができるのだろう？？？”



そっと姉上のお腹部分に耳をあてる

布団の上からでは何も聞こえない




　 どうせできるなら ”俺”の子を宿してほしい ーーー




問題は ”どうやって？？？”

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