まだまだ鍛錬不足です 番外or短編【鬼滅の刃】【煉獄杏寿郎】

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周りの空気のチリが一瞬とはいえ燃えたことに
伊黒が額に手をつき、大きくため息をついたようだった


　うむ！ 仕方がない！

　認めよう！！



よもや俺とて小動物に対してこのような感情をもつとは
本当によもやよもやである！！！


Aの膝上で「よしよし」と彼女に優しくなでられ
お腹を見せグルグル喉を鳴らしているソレに・・・




　うむ！！！





　 Σ 「うらやましいな！！！」




「心の声がだだもれだぞ 煉獄」




隣でつっこみを入れてくる伊黒の言葉はもう無視をする


しかし仕方がない！！


俺はあんなふうにAに優しく声をかけられたことなど今まであったか？と
思うくらいだし、彼女の膝上を当たり前のように占領し、
彼女にその領域を簡単に許されてしまう 小動物を！



　猫を！


　愛眼動物を！！



　非常に羨ましく思うっ！！！





　「ぜひともその場所を今すぐ変わってほしいな！！！」




「だったら上司命令でもいいから膝枕させてもらってこい」と隣からのつっこみ




　うむ！！ それができればこんなところでじっと彼女を見てはいないな！！



と、じっと、じっとその場の彼女とネコをガン見する！





　 ”ああ・・・ 本気であの子猫に 場所を変わってもらえないだろうか！？”





子猫を見ながら切実に思う




代わってほしい


Aにかまわれたい


なでられたい


優しい声をかけられたい！！



彼女にすりついてきてほしい！！


膝上に乗ることはできないが膝枕をして昼寝をしたい！！




伊黒は俺をひどく呆れた目で見ているようだった

そうこうしているうちにAが優しく子猫の鼻にちゅっと・・・



　 ”キスをした”




　 ーーーちりっ ちりっ








　 ・・・非常に 羨ましい！！！！！！








「・・・伊黒」



「熱いんだが？ ・・・なんだ？」






　 「あの子猫は・・・ ”オス”だろうか？」






「・・・・

　・・・」






何故 伊黒は死んだような目をするのだろうか？

俺はこれでも真剣に聞いているのだが？？？








その子猫はAの手にじゃれつき、Aの甘い指をなめ、口に含む




ああ・・・AAA



　 俺も猫になれば同じ対応をしても 許されるのだろうか！！？





A(なんだろうか、さっきから寒気が・・・

　 炎柱様ずっとこっちを見てるみたいなんだが・・・



　 Σ 子猫を触りたいのか！！？)




答・違う

3→←小さいソレと嫉妬と酒と（煉獄視点）

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