ハルのさやみる小説 (ページ6)

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きっと風邪のせいだ ③ 完ページ6

(なんなん！そんなこといつも言わへんやん！
彩ちゃん熱あるねんで、ダメやって私。
冷静に冷静に)

「ダーメ！彩ちゃん熱あるやから、安静にして寝とかへんと」

「いやや、今したいねん」

「ダメやって」

「お願いやから」

うるうるしている彩の瞳

(無理や。我慢できひん。)

「…そんなん言われたら、断れへん/////」

私は我慢出来なくてキスをする

チュッ

「ンッ」

「ンン～」

彩ちゃんは息が苦しくなったのか、私の肩をとんとんと叩いてくる
そっと唇を離す

「ハァハァ…」

熱のせいか息があがり、肩で息をする彩ちゃん
その目はとろんとしていて、頬は赤い
私の理性はもう限界

「彩ちゃん今日は私が上な？」

(勢いで言ったけど、いつもはこんな事言ったら絶対断られるから、今日もきっと)

「うん。ええよ」

「えっ？ンッ」

「ハァ…みゆきの好きなようにしてや？」

風邪のことなんてすっかり忘れてしまった

「もう止まらへんから」

貴方が愛しくて

可愛くて

その愛しい声をたくさん聞かせて？

貴女がこんなに甘えてくるのは

きっと風邪のせいだ