7アンチ ページ8
いつものように大学に行ってもころんの姿はなかった
電話しても出てこない
とりあえずメッセージだけ入れて講義を受けることにしたけど…
心配過ぎて頭に入らない
いつも隣にいる人がいないだけでこんなに不安になるのか…
隣で寝たりわたしのノートに落書きしたりといつも真面目に受ける訳ではないからまあまあイライラしてたけど
やっぱりいないと寂しい
会いたい
スマホをそっと覗くところんから返事が来てた
安心しながら開くと
ころんかせひきあ
か せ ひ き あ
脳内がフリーズする
『かぜひいた…?』
ぼそっと呟いて納得した
大丈夫かな、すごい誤字ってるけど…
一限終わったらもう帰ろ
それでお見舞い行こ
A今からお見舞い行くからね
そう送って講義が終わるまでを耐えた
90分の講義が終わって荷物をまとめると友達がやってきた
元浪人生の男の人、先輩って呼んでるけど性格的には後輩
先輩「Aもう帰んの?」
『うん。ちょっと用事…』
先輩「んじゃおれも帰ろっかなあ…」
『先輩は受けなさい。単位やばいっしょ?出席だけでもしときなよ』
先輩「チッ…相変わらず真面目か」
『先輩が不真面目すぎんの。じゃあね』
先輩「なあ、彼氏?」
…
『言ってなかったっけ』
先輩「…早く言えよ」
『お祝いならいつでも受け付けるよ』
先輩「誰がするか」
『ひどすぎ』
そんな会話をして足早に大学を出た
ころんの家に行く途中、冷えピタやらゼリーやらりんごやらいろいろ買った
かなり急いだから大学を出て1時間でころんの家に着くことができた
合鍵を差し込む
鍵はからりと空回りした
『あいてんじゃん』
ドアを開けて家に入ると
既に靴が3個あった
ひとつは見覚えのあるころんの靴
もう2つはころんのに比べると大きめの靴
『…ころん?』
寝室の前に立つとなにやら囁くような話し声が聞こえた
友達かな……
そっとドアをノックする
一瞬しんと静まり返って、それからドタドタと足音がした
ドアがばんっと開くと同時にころんが倒れ込んできた
もちろん支えることもできずに一緒に倒れ込む
『んっ、ころん?!』
真っ赤になって息が上がってる
ころん「…なんでっ…来たの………うつっちゃう」
ゲホゲホと合間に入れながらそう言った
『メッセ入れたもん』
寝室からもう2人出てきてころんとわたしを引っペがしてくれた
どうやらお友達だったらしい
友達いたんだ…へぇ
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rin - この小説を読んで、アンチ目線だとこうなるんだなあって考えさせられました。ありがとうございました。 (2023年3月14日 22時) (レス) id: 2d43149fb7 (このIDを非表示/違反報告)
tubin - すとぷりきr−い! (2022年2月12日 14時) (レス) @page26 id: 9ae311271f (このIDを非表示/違反報告)
しらき(プロフ) - あとあのような不快に思われたコメントはあまり突っかからないで無言で報告、非表示していただければなと思います。この作品を今見てくださってる方がどれだけいるかは分かりませんが……。それではまた (2021年8月27日 0時) (レス) id: 15dd193405 (このIDを非表示/違反報告)
しらき(プロフ) - 最後に、続編書くよって言ってたのに全然書いてなくてすみません…。家の方が今バタバタしてまして、受験もあるので…。受験が終わって且つ家の方が落ち着きましたらほかの小説も合わせてまた書いていこうと思います!作品を見てくださってありがとうございました。 (2021年8月27日 0時) (レス) id: 15dd193405 (このIDを非表示/違反報告)
しらき(プロフ) - もう非表示にしてるのでレスに返事はできませんが、ここではそういうことは言わないでほしいです。ここにはすとぷりが大好きな方達が集まっていらっしゃるのでその方を嫌な気持ちにさせることは言わないでください。 (2021年8月27日 0時) (レス) id: 15dd193405 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しらき | 作成日時:2019年11月2日 16時