17アンチ ページ18
しばらくそうしてるとそろそろ講義の始まる時間だった
次はお互いバラバラの教室だ
『ころん、もう行かなきゃ…』
ころん「…わかった」
そう言ってころんの頭は首に移動する
わかってねぇなこいつ
頭をはたこうとすれば、不意に違和感を感じた
『あっ……は……っ…』
なにやらぬるっとしたものが首筋を這った
なにかなんて見なくても分かる
ピリッとした感覚がはしって、また生暖かいものが来た
いたかったところを癒すように、優しく舐められた
背中がぞわぞわして、顔が暑い
初めての体験に脳が追いつかない
ビクリと肩が痙攣するところんが頭を上げた
ころん「ん。綺麗」
ころんは満足そうにわたしの頭を撫でる
『何したの…?』
怖々と自販機のガラスの反射を頼りに首筋を見ると、
いわゆる、キスマークというものがあった
『!!!ねえ見えちゃう!』
ころん「見えるぐらいがちょうどいい。A無防備だし」
頑張って襟を立てたりするも隠れそうにない
髪の毛も短いので頼りにならない
真っ赤になった顔を冷やすように、ころんはわたしの顔を自身の手で包み込んで無理やり目をあわせてきた
ころん「…好き、A」
『っ……!!それは、ずるい……』
ころん「Aは?」
少し収まった顔の熱がまたぶり返す
言わなくてもわかってるくせに
『…好き……です。ころんが…好き…』
ころん「っ………はぁーー………ほんとダメ!!」
急に叫ぶな
さっきまでのムードが消え去った
『ねえ、次の講義間に合わない』
ころん「そっか…まあでも今は印あるしね。いいよ。行ってきな?」
『講義ないの?』
ころん「うん。今日はもうこれでおしまい。あ、待っとくから大丈夫!」
突如不安になった
ころんが逆ナンされてるシーンがフラッシュバックする
行動に起こすのは早かった
ころんの腕を強く引いて首筋に吸い付く
少し歯が当たった
引いて見ればわたしの首筋にあるのと似たようなものができてる
急に恥ずかしくなって走って次の講義室まで逃げた
その後ころんが真っ赤になって壁に頭打ち付けてたなんて知らない
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rin - この小説を読んで、アンチ目線だとこうなるんだなあって考えさせられました。ありがとうございました。 (2023年3月14日 22時) (レス) id: 2d43149fb7 (このIDを非表示/違反報告)
tubin - すとぷりきr−い! (2022年2月12日 14時) (レス) @page26 id: 9ae311271f (このIDを非表示/違反報告)
しらき(プロフ) - あとあのような不快に思われたコメントはあまり突っかからないで無言で報告、非表示していただければなと思います。この作品を今見てくださってる方がどれだけいるかは分かりませんが……。それではまた (2021年8月27日 0時) (レス) id: 15dd193405 (このIDを非表示/違反報告)
しらき(プロフ) - 最後に、続編書くよって言ってたのに全然書いてなくてすみません…。家の方が今バタバタしてまして、受験もあるので…。受験が終わって且つ家の方が落ち着きましたらほかの小説も合わせてまた書いていこうと思います!作品を見てくださってありがとうございました。 (2021年8月27日 0時) (レス) id: 15dd193405 (このIDを非表示/違反報告)
しらき(プロフ) - もう非表示にしてるのでレスに返事はできませんが、ここではそういうことは言わないでほしいです。ここにはすとぷりが大好きな方達が集まっていらっしゃるのでその方を嫌な気持ちにさせることは言わないでください。 (2021年8月27日 0時) (レス) id: 15dd193405 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しらき | 作成日時:2019年11月2日 16時