仲良しJUMP 16

ゆーり ページ42

涼介side


すやすやと寝てたらアラームではない音が携帯から鳴る。…着信音だ。

起きたところでメガネがなくて表示が見えず、とりあえず電話に出ると元気のない知念。

緊張でもしてるのかな…そう思ったけど体調が悪いみたいで、マネージャーに訳言って知念の家に向かって部屋に入ると、ずーずーと鼻が詰まってるような寝息を立てながらなんとか寝られてる様子だったけどおでこに手を当てると冷たかったのか目が覚めちゃったみたい。

電話の声より姿みると大丈夫そうで安心したけど、やれることは手伝ってとりあえず楽屋に向かった。



侑「りょうすけ…きもちわるい…」

涼「トイレ行く？」

侑「んーん…トイレ汚いやだ…」

涼「そっか、戻しちゃいそう？」

侑「んー…ちょっと…」

涼「…どうしよ」

裕「2人！おはよう」

涼「裕翔！」



マネージャーから事の次第を聞いたらしい裕翔が入り時間早めてくれたらしく、駐車場から楽屋までの廊下で会った。



裕「…知念ちゃん落ち着くまでちょっとここ座ろっか。俺楽屋のゴミ箱の袋1枚持ってくるよ。」

涼「ありがとう」



裕翔が走って楽屋から袋持ってきてくれたけど、手に握りしめるだけで、口元に持っていくことはなく落ち着いたみたいでフラフラと楽屋に着くと、ソファーで横になって寝てしまった。

マネージャーから話を聞いて予定時間よりはやめに次々にメンバーがやってくる。



大「顔真っ赤だな」

慧「しんどそうだね」

涼「え？」

裕「本当だ、熱上がってるんじゃない？」

涼「知念、知念、起きられる？」



すんごい寝息立てて寝てたから、まぁ生きてるかと思いそのまま寝かせて、こっちでいつも通り喋ってたんだけど、様子を見にいった大ちゃんといのちゃんの声で知念の側に行くと真っ赤な顔しててあんまりにもしんどそうだったから起こして熱を測るとさっきより1度上がってた。

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