仲良しJUMP 16

りょーすけ ページ25

大貴side


点滴を打たれながら寝てしまった山田。

胃腸炎だったよと光くんに連絡して、明日の仕事を確認すると、レギュラーの撮影。行けるか？

そんなことを考えながら、先にお会計を済ませて薬局で薬をもらう。



看護師「終わりましたよ。お大事に」

大「ありがとうございます。山田起きて。帰るよ」

涼「ん…」



寝起きだからなのか、具合が悪いからなのかぼーっとしてる山田を支えてやりながらマネージャーの待つ車で山田の家に向かった。



大「おじゃましまーす」

涼「来なくてよかったのに」

大「今のお前1人にできないよ。さっきより熱も上がってきてるし」

涼「大丈夫なのに」

大「まぁまぁ。ほら着替えてベッド行こうな」



どこが大丈夫なのか。なぜそう無理をするのか。素直になればいいのに。



大「ここに袋置いとくから、無理だったらここだよ？なんか欲しい物ない？」

涼「いい…なにもいらないってば。」

大「わかった。ちょっと俺コンビニ行ってくるから、鍵借りるな。1人でいい？」

涼「……早く出てってよ」



マンションについてるコンビニで食べられそうな物と飲めそうな物を買ってちょっと時間稼ぐ。

体調悪いと無性にイライラするのなんとなくわかるし。

でも、さすがに病人を長時間1人にするのは出来ないからさっと山田の家に戻ると、ベッドにはいなくてトイレから物音がする。



涼「おかえり」

大「ただいま。どう気分は？」

涼「よくない。吐いちゃった…」

大「胃腸炎だから仕方ないよ。ほら、ベッド戻ろ？熱は？」

涼「ふわふわする…」

大「そっかそっか。ちょっと待ってて」



こういう時はこれに限るな。よし。

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