仲良しJUMP 16

りょーすけ ページ24

大貴side


撮影が終わって帰ろうかな〜と思ったらひかから「大ちゃん確かここら辺で収録だったよね？山田調子悪くて、俺ら収録先行くから山田の様子落ち着くまでみてやって欲しいんだけど」と連絡が入った。

この後何もなかったし、了解と書かれたスタンプを押して上の階に上がるとひかしかいない楽屋。



光「山田寝てたんだけど、何回かえずいた後トイレに走っていっちゃって。その後知念が追っかけて行った」

大「やばい感じ？」

光「ノロか胃腸炎だと思うんだけど、あまりにも具合悪そうだからどこか悪いんじゃないかなって心配になる」



なんて話してたら想像よりも具合の悪そうな山田が帰ってきた。

収録も無理と自分で判断したなんて相当しんどいのだろう。

収録自体送らすことができなかったみたいでひかと知念は収録に向かった。



涼「大ちゃん」

大「いける？」

涼「ん。」



少し落ち着いたみたいだからゆっくりおんぶしてマネージャーの待つ車に乗り病院に向かった。

病院の待合室は思ったより混んでて、いろんな人がいるけど運良く山田と俺が座る場所はあったから、2人で座って山田が俺の膝に頭を乗せてる状態になってる。



看護師「やまださん、やまだだいきさん」



…あ。山田だ。

結構混んでたこともあって看護師さんが気を利かせてくれたみたい。



大「山田、行くぞ」

涼「大ちゃん…トイレっ…」

大「診てもらう間我慢出来る？名前呼ばれてるからさ」

涼「ん…でも、行きたい」

大「わかった。とりあえず行こうな」



診察室に入りとりあえずトイレに行っていいか確認したら、検便キット渡されたから山田をトイレに送り出した。

数分して帰ってきたけど、やっぱり腹が痛むみたいでベッドに横になってる。



医者「痛かったら言ってね」

涼「いたいっ…そこっ…」

医者「ここは？」

涼「いたい…」

医者「ここは？」

涼「痛くない」

医者「ちょっとさっきの検査するからちょっとここで待っててね」

大「大丈夫か？」

涼「痛いって言ってんのに押すなんて鬼だよ鬼」

看護師「ふふっ。鬼ですよね笑」

涼「あ、いらっしゃった…のですね」



お母さんぐらいの歳の優しそうな看護師さん。
笑顔が素敵だな。



医者「変なのはいなかったから胃腸炎だね。疲れが溜まってたでしょ？」

涼「それなりに」

医者「じゃあ点滴打つから隣の部屋ね」

涼「あ、はい。ありがとうございました。」

大「ありがとうございました」

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