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#23 ページ24
西島side
あーあまた始まった、真司郎のおセンチタイム。
いや、おセンチTIMEか(笑)
真司郎からの飯の誘いは、だいたいこの時期に多くなる。
その理由も話たい事も全部わかってるけど、俺からは何も言う気はない。
幸せの形は人の数ほどあると思う。
フった、フラれた相手の幸せを願うのも
フラれた相手と他の誰かとの幸せを呪うのも
フラれた自分に焦燥するのも、全部がきっと幸せなんだと、俺は思ってる。
真「ホンマは俺が、貴方を笑顔にしてやりたかったなぁ」
ポロリと出た本音が、グラスに溢れて消えていく。
それを飲み干せば、また少し暗くなる顔。
何て言って欲しいのか、俺には分からないよ。
何を言ったら、お前が笑顔になるのかも分からない。
どんなに綺麗な言葉も、お前には全部濁音にしか聞こえないんだろう。
西「俺は真司郎が大好きだよ」
だから俺は、いつもお前の隣で笑っててあげたい。
貴方の代わりにはならないけど、俺はお前の笑顔が見たい。
真「...ふはっ、本当気持ち悪いなぁ！」
忘れなくていいんだ、忘れる必要なんてない。
せめてこの時期だけ、俺がお前の心をあったかくしてあげる。
※ ２人は極端に仲が良く、信頼しきっている関係で
決してそういう関係を想像して書いたわけではありません
そう見えてしまう方は一旦風呂に入って落ち着いてきましょう
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作者名：Ray | 作成日時：2018年2月21日 23時
