今日:4 hit、昨日:9 hit、合計:18,095 hit
小|中|大
#15-誕生日編9- ページ15
小さなバルコニーに出ても、最上階だから誰も見ていない。
月は私たちを光で照らし、2人だけのダンスフロアが出来上がる。
こういう踊りをしたことが私の手をそっと掴んで
腰に手を回して、優しくリードしてくれる。
どこから見ても、この人は完璧で魅力しかない。
どこからか流れてくるこの音楽も、現実か夢なのか
分からないほど、このひと時に溺れたいと思った。
日『...あー、あのさ」
踊り終わって口を開いたひろの顔はとても赤い。
貴『何?』
日「あー...綺麗だよ、本当に」
貴『ふふ、さっきも聞いたよ』
日「何回言っても足りない、本当に綺麗」
貴『ありがとう、こんなに素敵なプレゼントしてくれて』
月は綺麗、部屋も、ドレスも、あなたも。
魔法にかけられて、夢のような気分だよ。
日「終わりじゃない、まだ」
私の手をとって、綺麗な瞳でまっすぐ私を見る。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
177人がお気に入り
177人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Ray | 作成日時:2018年2月21日 23時