愛は腹立ててなんぼ【日高光啓】 (ページ11)

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#11-誕生日編5- ページ11

...あれ？いつの間にか寝ちゃってた。

車はまだ直也くんが運転してるんだろうか。
心地良い揺れと、洋楽のリズムで夢に誘われたみたいだ。

貴『んー...？』

宇「あ、起きたっぽいよ」

貴『宇野ちゃん？どこ？何？』

宇「貴方、いつも私たちを支えてくれて、ありがとう」

直「俺たちの１番のファンで居てくれて、ありがとう」

秀「一緒に笑って、泣いてくれて、ありがとう」

西「全力で叱ってくれて、ありがとう」

真「勇気と進む道を示してくれて、ありがとう」

日「俺たちを愛してくれて、ありがとう、貴方」

目隠しが外されて、１日ぶりの光が目に眩しい。
でもそれ以上に、メンバー皆の顔が優しく輝いて見えて。

全員「生まれてきてくれてありがとう、ハッピーバースデー、貴方」

私の全身は皆が選んでくれた服に包まれて
目の前には、綺麗な、それはそれは綺麗な夕焼けと、皆の笑顔。

貴『...こちらこそ、ありがとう...！』

私は生涯、この景色とこの気持ちを忘れない。

直「これからも、よろしくね？」

貴『ふふ...あーキムラさん一家にもう１人赤ちゃんが来ますように！』

全員「ありだなぁ～(笑)」