ある少女は皆に好かれているそうで【ナカノヒトゲノム】

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するとアカツキくんたちが戻ってきた。



アカツキ「アンヤ君！」



カリン「たった今起きたのよ。」



アカツキ「おはようございます。」



アンヤ「……はよ…ございます…」



アカツキ「ガチ寝起きですね。いきなり倒れて心配

しました。」



アンヤ「………ここどこ。」



アカツキ「食糧庫です。心配しました。」



あれ、アカツキくん同じこと言って…



アンヤ「……オレ寝てたのか…あ〜〜くそっ…」



アカツキ「くそです。心配しました。」



アンヤ「……」



あ、怒ってるのか。



アンヤ「たいしたことじゃねーよ。オレの家系、遺

伝子レベルで睡眠障害が発症しやすいんだと。

先天性なんたら…忘れた。

普通に寝れねーから薬で強制的に眠るか、限界まで

起きて勝手に堕ちるのを待つしかねー…実況だって

夜ヒマだから始めたんだ。」



アカツキ「……」



『アンヤくん、それでいつも目の下にクマが…』



アンヤ「そうだよ。以上おしまい！」



アカツキ「いつもイライラしてるのもそのせいなん

ですね。」



アンヤ「そーだよ！！！」



ザクロ「そこは素じゃないのか…」



アンヤ「あァ！？テメーは聞いてんじゃねー！！

Aにちょっかい出してたくせになに堂々とし

てんだよ！」



あーもう…また始まった。なんでこうもこの2人は仲

悪いの？



ヒミコ「お夜食ですよー」



そう言ってヒミコちゃんが運んできたプレートの中

には、パン、パン、パン……閃光弾。ある意味パー

ン…



ヒミコ「おいしいですねー」



「「「はい。」」」



((ヒミコちゃん、強くなったわ。))



私とカリンさんは同時に思ったのだった。

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