第十三話…歓迎 ページ14
「おい、入部希望生連れてきたぞー」
連れてこられたのは、美術部の部室だった。
てかなんでわかるんだ私が入部希望だと。そしてなんでこの先輩はこんなに強引なんだ。
「……ふぁ…ん？京摩か…あんたが連れてくるなんて珍しいわね」
赤い髪の女子の先輩がいう。
「こいつアレだよ、シグレが言ってた…」
九頭竜さんがそういった瞬間、赤い髪の先輩の目が輝いた。
「え!?マジ!?じゃあ入部テストなしで入部だね！」
勝手に話が進んでいく中、私は問う。
『あの…入部テストって…？』
「入部希望の子にはデッサンとかしてもらうんだけどね、君は特別!
私の名前は小鳥っていうの、君は？」
成程、そういうことか。でも私が特別って…どういうことだ？
『えと…藍原Aです…』
「オッケー、Aちゃんね、一応聞くけど…君はこの美術部に、入りたい？」
答えはわかっているけど、みたいな目で私を見る。
九頭竜先輩はすでに部室の奥へ行ってしまったようで、此処にはいない。
『もちろん、入ります！』
自信いっぱいの声で、私は言った。
小鳥先輩が、満足そうに頷いた。
・
「じゃあまずこの書類書いてくれないかな？ほんとはすぐにでも部屋に連れて行ったあげたいところなんだけど、そういうわけにもいかなくてね」
書類を受け取る。
どうやら入部に必要な書類なようで、私はポケットに入れていたお気に入りのシャーペンで書き込んでいった。
「いやぁ、来るとは思ってたけどほんとにこの学園に来てくれるとはね。歓迎するよ──
``伝説の家系``、そして天才画家の……藍原Aちゃん。」
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紅夜(プロフ) - 面白かったです！！更新頑張って下さい！ (2014年1月18日 15時) (
レス) id: 73057630a6 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 面白いです！(。･∀･)ﾉ゛続きが気になります♪ (2013年10月20日 21時) (レス) id: 1a6ecb40f1 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 清ちゃん本家の小説見たことないけど面白いよ！ (2013年9月8日 20時) (レス) id: 3a5b04ea45 (このIDを非表示/違反報告)
清月@京摩は俺の嫁(プロフ) - ふるーつたるとさん» 私も書きながらそう思っていましたｗｗ←え (2013年8月24日 9時) (レス) id: d85f7e8846 (このIDを非表示/違反報告)
ふるーつたると(プロフ) - きっ消えろだとぅ！だが断る！ｗｗ (2013年8月22日 15時) (レス) id: 8ee3ccd211 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：清月 | 作成日時：2013年7月27日 19時
