HarryPotter~賢者の石~ (ページ33)

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第79話ページ33

Aside

マダム·ポンフリーにやっと退院の許可を貰い、ハリーと話しながら大広間への廊下を歩いた。

ﾊﾘ「ごめんねA、守れなくて...」

貴『何を言ってるのハリー？十分守ってくれたじゃない。』

ﾊﾘ「でも...」

貴『ダメよハリー。あんまり自分を責めちゃ。』

ﾊﾘ「うん...」

少し歩くと、階段の上でロンとハーマイオニーが話していた。

ﾊｰﾏ/ロ「「ハリー！A！」」

ロンとハーマイオニーは手すりから身を乗り出して私たちを見た。

ﾊﾘ「元気、ロン？」

ロ「元気だよ。君は？」

ﾊﾘ「大丈夫。」

貴『ハーマイオニーは？元気？』

ﾊｰﾏ「元気一杯。あなたもそうみたいね！」

貴『もちろんよ。』

私たちは大広間へと一緒に向かった。

ﾊｰﾏ「もう、本当に心配したのよ。ハリーとAが倒れて、大騒ぎだったんだから。」

ロ「マルフォイのやつなんて、何かあればずーーっとAがどーのこーのとか、Aはあーだこーだとか。きっと、自分が一番心配してると思ってるんだぜ、あいつ。」

貴『あら、じゃあ後でお礼を言わないと...』

ﾊﾘ/ロ/ﾊｰﾏ「「「いいよ！/いいわよ！行かなくて！」」」

貴『え、そ、そう...？』

3人が声を揃えてそう言うので、今回は言わないことにした。

大広間へ着くと、そこにいた生徒は一斉に私たちの方を見た。

あちこちでヒソヒソ話が聞こえてくる。

ﾊｰﾏ「気にしなくていいわ。行きましょ」

グリフィンドールのテーブルに座ると、色んな人が話しかけてこようとしたが、何かを察したのか実際に聞いてくる人は少なかった。

するとドラコがスリザリンのテーブルからこちらへやって来た。

ド「あぁ、A、心配したよ。ポッターがまた何かやらかしたのかと思った。」

貴『あぁ、ドラコ！聞いたわ、私のこと色々と...むぐっ』

そこまで言って、ハーマイオニーに口を手で塞がれた。

ﾊｰﾏ「Aは疲れてるのマルフォイ。宜しければ、ご自分の席へ戻っていただけるかしら？」

貴『んーんん、ふむむん...(ハーマイオニー、苦しい...)』

ド「ふん。まぁいい。あぁ、これだけは言っておこう、寮杯は貰ったよ。」

ドラコはそう言ってスリザリンのテーブルへと戻っていった。

貴『...ぷはっ。』

ﾊｰﾏ「もう！言わなくていいって言ったじゃない！」

貴『あ、そっか。』

ハーマイオニーは仕方ないんだから、というように笑った。

するとダンブルドアが立ち上がり、宴の時間がやって来た。