HarryPotter~賢者の石~ (ページ3)

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第49話ページ3

ハリーside

僕が振り返ると、どうして部屋に鍵がかかっていたかがわかった。

ﾊﾘ「これを隠してたんだ...」

5人が真正面に見たのは、怪獣のような犬の目だった。

頭が三つ、血走ったギョロ目、三つの鼻がそれぞれの方向にヒクヒク、ピクピクしている。

ﾊﾘ/貴/ロ/ﾊｰﾏ/ネ「『「「「わーー！！！」」」』」

急いで扉を開け、追いかけようとする頭を扉で必死に押し戻し、来た道を走り、やっとの思いでグリフィンドールの談話室に戻った。

ロ「一体何考えてるんだよ！？学校にあんな化け物閉じ込めておくなんて！！」

ﾊｰﾏ「どこに目をつけてるのよ？怪物の足元を見なかったの？」

ロ「足なんて見てる暇ないよ！頭を見るのに精一杯さ！気がつかなかったの？頭が三つ！！」

ハーマイオニーは溜息をついてこう言った。

ﾊｰﾏ「あの怪物の下に仕掛け扉があったわ。何かを守ってるのよ。」

ﾊﾘ「何かを守ってる？」

ﾊｰﾏ「その通りよ。じゃあ、失礼していいかしら？もう寝るわ。あなた達と付き合ってたら命を落としかねないもの。...もっと悪くすれば退学ね。」

ハーマイオニーはそう言って女子寮へと入っていった。

貴『おやすみハリー、ロン。』

Aはそう言って微笑み、慌ててハーマイオニーの後を追った。

ロ「死ぬよりも退学になる方が悪いのかよ。」

ハーマイオニーの言った別の言葉の方が引っかかる。

ベッドに入ってからそれを考えていた。

犬が何かを守ってる...でもハグリッドはこの前、グリンゴッツは何かを隠すには世界で一番安全な場所だ、ホグワーツ以外では、と言っていた。

713番金庫から持ってきたあの汚い小さな包みが、今どこにあるのか、何となくわかったような気がした。