第65話 ページ19
Aside
ハリーとロンも気がついたのか、そのページを穴があく勢いで見た。
ﾊﾘ「...「賢者の石」は、いかなる金属をも黄金にかえる力があり、また、飲めば不老不死になれる「命の水」の源でもある...。命をつくる石、決して死なないようにする石！スネイプが狙うのも無理ないよ。誰だって欲しいもの。」
そしていくら探しても中々見つからなかったのは、ニコラスが665歳だからだということに、ロンが気がついた。
私たちはまた、透明マントを被ってハグリッドの小屋の方へと走った。
ハグリッドの小屋へ着き、ニコラスのことを聞こうとしたが、それよりも気になることがあった。
ロ「ハグリッド...これなに？」
見た感じ、何かの卵だ。
まぁまぁ大きい。
ﾊｸﾞ「これはな...ドラゴンの卵だ。ずっと育ててみたかった。この前飲んだ時、賭けで隣の席の奴に勝ってな、貰ったんだ。」
すると卵にビキビキ、とヒビが入った。
ﾊｸﾞ「もうすぐだ...」
卵が2つに割れ、中からドラゴンの赤ちゃんがでてきた。
可愛い...というよりは、なんかちょっと...うん。←
ドラゴンはハグリッドを見ると高い声で鳴いた。
ﾊｸﾞ「あぁ...お母さんが分かってるんだ」
ハグリッドはドラゴンを見て感動したようにそう言った。
このドラゴンの名前はノーバートらしい。
ﾊｸﾞ「...！？ あの子は誰だ？」
ハグリッドが窓の外を見ながら言った。
窓から青白い顔が覗いていた。
......ドラコだ。
ﾊﾘ「大変だ！マルフォイに見られた！きっと、僕たちがここにいること、先生に言いに行ったんだ！」
私たちは慌てて小屋を出て、戻ろうとしたが、もう遅かった。
ﾏｸ「こんばんわ皆さん。」
マクゴナガル先生が私たちを見つけてそう言った。
後ろにはドラコが居る。
ﾏｸ「こんな夜中に4人も寮を抜け出すなんて！全く、ガッカリです！グリフィンドール五十点減点！1人五十点です。」
やってしまった。
1人五十点、つまり4人で二百点も減点されてしまった。
ハリーもロンも、ハーマイオニーも顔を青くした。
ﾏｸ「そして5人には罰則を受けてもらいます。」
ド「...すみません先生、聞き間違いでしょうね？今、5人と言いました？」
ﾏｸ「えぇそう言いましたとも。Mｒ.マルフォイ、あなたもどんな理由であろうと寮を抜け出していたことは事実です。」
ドラコは納得がいかないようで、顔を顰めてハリーをにらんだ。
ドラコには申し訳ないけど、やった、と思ってしまった。
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作者名：sky doll | 作成日時：2019年10月19日 9時
