第16話 ページ19
ハリーside
ｵﾘ「まぁ、彼も、ある意味では偉大なことをしたわけじゃ...恐ろしいことじゃったが、偉大には違いない。」
僕は身震いをした。
オリバンダー老人があまり好きになれない気がした。
僕とAは杖の代金に7ガリオンを支払い、オリバンダー老人のお辞儀に送られて店を出て、もう人気のなくなった漏れ鍋へ戻った。
地下鉄に乗って、膝の上で雪のように白い梟が眠っている格好のせいで他の乗客が唖然として自分のことを見つめていることに全く気づかないほど、気が抜けてしまっていた。
パディントン駅で地下鉄を降り、エスカレーターで駅の構内に出た。
Aに『ハリー、大丈夫？』と声をかけられて、自分がやっとどこにいるのかに気づいた。
ﾊｸﾞ「電車が出るまで何か食べる時間があるぞ」
ハグリッドが言った。
ハグリッドは僕もAにハンバーガーを買ってくれ、プラスチックの椅子に3人で座って食べた。
ﾊｸﾞ「大丈夫か？なんだかずいぶん静かだが」
なんと説明したらいいか分からなかったが、言葉を探すようにハンバーガーをかじった。
やっと浮かんだ言葉を口に出す。
ﾊﾘ「みんなが僕のことを特別だって思ってる。漏れ鍋のみんな、クィレル先生もオリバンダーさんも...でも、僕、魔法のことは何も知らない。それなのに、どうして僕に偉大なことを期待できる？有名だって言うけれど、何が僕を有名にしたかさえ覚えてないんだよ。ヴォル...あ、ごめん...僕の両親が死んだ夜だけど、僕、何が起こったのかも覚えてない。」
貴『そんなことをないわハリー。』
僕が言い終わるか終わらないかという時に、Aがそう言った。
貴『あなただけじゃないわ、私だって、漏れ鍋でみんなから握手を求められたりした時、外に出たことがあまりない私が、どうして有名になんてなってしまったのか不安だった。私は何も覚えていないのに。お父さんもお母さんも私の目の前で死んでいったのに、私は何も知らない...だけどねハリー、私、あなたとならきっと、なんでも出来る気がするわ。だって、ヴォル...あ、ごめんねハグリッド、「あの人」の呪いをはね返した2人なんですもの』
そう言ってAは僕に微笑んでみせた。
優しく、可愛らしい笑顔に顔が赤くなるのを感じた。
ﾊｸﾞ「ハリー、心配するな。みんながホグワーツで1から始めるんだ。ありのままでええ。ホグワーツはとても楽しいよ」
僕は二人の言葉を聞いて、ホグワーツに行くのがもっと楽しみになった。
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sky doll(プロフ) - Rさん» ご迷惑おかけしますが、その分全力でやらせて頂きます！ (2019年11月23日 8時) (
レス) id: 15b0779eb8 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - わかりました！ (2019年11月23日 8時) (レス) id: f789f1d976 (このIDを非表示/違反報告)
sky doll(プロフ) - Rさん» 続き書いてあったんですけど消えてしまって.........。もし宜しければ続編の方へ先に行っていただければ光栄です。もちろん話は飛びますが.........。本当にすみません！ (2019年11月9日 19時) (レス) id: 15b0779eb8 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - 続きが楽しみです！ (2019年11月9日 8時) (レス) id: f789f1d976 (このIDを非表示/違反報告)
sky doll(プロフ) - 厨二腐女子さん» 大丈夫ですよ！笑 私もあの曲大好きですし！ (2019年10月23日 7時) (レス) id: 15b0779eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sky doll | 作成日時：2019年10月6日 12時
