第15話 ページ18
Aside
私が不安になっていくのと裏腹に、オリバンダー老人はますます嬉しそうになった。
ｵﾘ「...ではこれはどうかな？珍しい組み合わせ、ヒノキに一角獣(ユニコーン)のたてがみ。軽いが丈夫でしなやか。30センチ」
その杖は、まるで花のつるが巻きついてるかのようなデザインに、持ち手にクリスタルがついていた。
握ると、今まではなかった暖かさを感じた。
杖を頭の上まで振り上げ、埃っぽい店内の空気を切るようにヒュッと振り下ろした。
すると、部屋がパッと明るくなり、花がフワッと舞い上がった。
ﾊﾘ「わぁ...！」
ﾊｸﾞ「おぉ！」
ハリーとハグリッドが感嘆の声を出す。
ｵﾘ「ブラボー！！素晴らしい。いや、よかった。実は、君のお母さんもヒノキで出来た杖だったんだよ。カレンの場合、一角獣のたてがみの代わりにドラゴンの心臓の琴線だったがな。」
お母さんも...。
ヒノキは日本でも人気の木だ。
おじさんが前にそう言っていた。
ｵﾘ「さて、では次にポッターさんの杖をお選び致しましょう。」
私はくるりと向きを変え、ハグリッドの隣に座った。
ハリーも私と同じように、中々合う杖が見つからないらしく、ハリーの目の前に箱だけがどんどん積み上がっていく。
それと同時にハリーの表情がだんだん曇っていく。
ｵﾘ「こちらも難しい客だ。え？心配なさるな。必ずピッタリ合うのをお探ししますでな...さて、次はどうするかな...おぉ！そうじゃ、こちらも滅多にない組み合わせじゃが、柊と不死鳥の羽、28センチ、良質でしなやか。」
ハリーが杖を手に取り、私と同じように、空気を切るようにシュッと振り下ろすと、ハリーの杖からは赤と金色の火花が花火のように流れ出し、光の玉が踊りながら壁に反射した。
貴『凄いわハリー！！』
ﾊｸﾞ「おーっ！」
私とハグリッドがハリーに向かって拍手すると、ハリーは嬉しそうにはにかんだ。
ｵﾘ「素晴らしい！よかった...しかし、不思議なこともあるのですな。ポッターさん。わしは自分の売った杖は全て覚えておる。全部じゃ。あなたの杖に入っている不死鳥はな、同じ不死鳥が尾羽根をもう一枚だけ提供した...たった一枚だけじゃが。あなたがこの杖を持つ運命にあったとは、不思議なことじゃ。兄弟羽が...なんと、兄弟杖がその傷を負わせたというのに...」
ハリーが息を飲んだ。
貴『じゃあ.....その杖って...』
ｵﾘ「さよう。「名前を言ってはいけないあの人」の事じゃ...」
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sky doll(プロフ) - Rさん» ご迷惑おかけしますが、その分全力でやらせて頂きます！ (2019年11月23日 8時) (
レス) id: 15b0779eb8 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - わかりました！ (2019年11月23日 8時) (レス) id: f789f1d976 (このIDを非表示/違反報告)
sky doll(プロフ) - Rさん» 続き書いてあったんですけど消えてしまって.........。もし宜しければ続編の方へ先に行っていただければ光栄です。もちろん話は飛びますが.........。本当にすみません！ (2019年11月9日 19時) (レス) id: 15b0779eb8 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - 続きが楽しみです！ (2019年11月9日 8時) (レス) id: f789f1d976 (このIDを非表示/違反報告)
sky doll(プロフ) - 厨二腐女子さん» 大丈夫ですよ！笑 私もあの曲大好きですし！ (2019年10月23日 7時) (レス) id: 15b0779eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sky doll | 作成日時：2019年10月6日 12時
