第13話 ページ15
ハリーside
さらに深く、さらにスピードを増してトロッコが潜っていく。
狭い角を素早く回り込むたび、空気はますます冷えびえとしてきた。
トロッコは地下渓谷の上をビュンビュン走った。
僕は身を乗り出して暗い谷底に何があるのかと覗き込んだが、ハグリッドがうめき声を上げて僕の襟首をつかみ引き戻した。
辿り着いた713番金庫には鍵穴がなかった。
グ「下がってください」
グリップフックがもったいぶって言い、長い指の1本でそっと撫でると、扉は解けるように消え去った。
グ「グリンゴッツの小鬼以外のものがこれをやりますと、扉に吸い込まれて、中に閉じ込められてしまいます」
貴『...中に誰か閉じ込められていないか、時々調べるの？』
グ「10年に1度ぐらいでございます」
グリップフックがニヤリと笑った。
こんなに厳重に警護された金庫だもの、きっと特別凄いものがあるに違いない。
僕とAは期待して身を乗り出した。
少なくとも宝石か何かが...。
中を見ると、なんだ空っぽじゃないか、とはじめは思った。
次に目に入ったのは、茶色の紙で包まれた薄汚れた小さな包みだ。床に転がっている。
貴『ハリー、あれをみた？』
ﾊﾘ「あぁ。何なのか気になるけど、聞かない方が良さそうだね。」
貴『そうね』
ﾊｸﾞ「行くぞ。地獄のトロッコへ。帰り道は話しかけんでくれよ。俺は口を閉じているのが1番良さそうだからな。」
もう一度猛烈なトロッコを乗りこなして、陽の光にパチクリしながらグリンゴッツの外へ出た。
その後はハグリッドに言われるまま、制服、羊皮紙、羽根ペン、教科書等の必要なものを買い揃えに行った。
ほとんど買い揃え、あとは杖だけとなった。
途中、ハグリッドが僕とAに誕生日プレゼントとして梟をプレゼントしてくれた。
僕は白い梟を、Aは灰色の梟を貰った。
僕はヘドウィグと名前をつけ、Aはサフィーと名前をつけたようだ。
貴『私、本物の梟をこんなに目の前で見るのは初めてよ...』
Aは初めて間近で見る梟に感動しているようだった。
ﾊｸﾞ「杖はここに限る。杖のオリバンダーだ。最高の杖を持たにゃいかん。」
ハグリッドが狭くてみすぼらしい店の前で立ち止まった。
剥がれかかった金色の文字で、扉に《オリバンダーの店＿＿＿紀元前三八二年創業 高級杖メーカー》と書いてある。
埃っぽいショーウィンドウには、色褪せた紫色のクッションに、杖が1本だけ置かれていた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
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sky doll(プロフ) - Rさん» ご迷惑おかけしますが、その分全力でやらせて頂きます！ (2019年11月23日 8時) (
レス) id: 15b0779eb8 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - わかりました！ (2019年11月23日 8時) (レス) id: f789f1d976 (このIDを非表示/違反報告)
sky doll(プロフ) - Rさん» 続き書いてあったんですけど消えてしまって.........。もし宜しければ続編の方へ先に行っていただければ光栄です。もちろん話は飛びますが.........。本当にすみません！ (2019年11月9日 19時) (レス) id: 15b0779eb8 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - 続きが楽しみです！ (2019年11月9日 8時) (レス) id: f789f1d976 (このIDを非表示/違反報告)
sky doll(プロフ) - 厨二腐女子さん» 大丈夫ですよ！笑 私もあの曲大好きですし！ (2019年10月23日 7時) (レス) id: 15b0779eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sky doll | 作成日時：2019年10月6日 12時
