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もうすぐ雄英名物の体育祭だ
より良いヒーローになるための第一関門
この体育祭の順位によって、今後の経験も人気も関係してくる
俺はヒーローになる気はないけど、成長の糧になるなら、本気でのぞまなければならない
出「大丈夫？」
「「え？うん。体育祭楽しみだね」
出「Aの個性見たら、みんな驚くだろうなあ！」
出久も出るんだから敵になるはずなのに、俺は出久のために体育祭出るわけで、まあ出久が喜んでくれたならよかった
爆「ｹｯ！緩いこと言ってんじゃねえ」
あと数日だから、みんな追い込みをかけて訓練している
「「他のクラスの人たちの個性も見られるなんてそれはそれは楽しみだね。あ、また明日ね〜勝己」
振り返りもしない勝己に苦笑いの出久
出「ほんとに楽しみだなあ」
「「ヒーローオタクの血が騒ぐでしょ」
出「…実は今日、麗日さんにノートの存在がバレてひかれたんだよね…」
まあ、オタク具合は他とは比べ物にならないよね…と笑う
俺のコピーは俺の視界に入っている限り再現可能なことがわかった
ただし、常闇くんのダークシャドウや以前現れたワープのヴィランみたいな性質的変化は難しい
上鳴くんにはチートすぎだろ！ってつっこまれたけど
代償が大きすぎる
個性を見ているだけでコピーできてしまうがために、コピーのし過ぎでキャパオーバーが起きて唐突に倒れる
そしてコピーをしても身体の準備が間に合わなければ、自分の出した個性で体が傷つくことがある
いまのところ、身体の準備に30秒はかかる
でもこれに関しては最初はもっと時間がかかってたから改善の余地はありそう
まあ要は、個性が体にあっていない副反応というものだ
個性含めなんでもありの雄英の体育祭
一点に視線を合わせたって、他人の個性は視界に入ってくる
したがって、俺は体育祭で必ず倒れるだろう
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作者名：耳鳴 | 作成日時：2024年3月14日 17時
