年下犬系彼氏の事情【松野千冬】

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あれから数日後…




いつもどおり学校に行き、いつもどおりバイトに行く生活をしていた。





千冬くんとも普通にメッセージをやり取りし、今度の土曜日に会うことになった。







久々のお家デートだ！






千冬もう少しで着きます!


Aはーい!


　





数分後…

ピンポーン♪とベルが鳴り、ドアを開けると愛しい愛しい彼氏の千冬くんが居た。
　



千冬「Aさんっ」
　


私の顔を見るとニッと八重歯をチラつかせて笑っている。
　


「千冬くんっ」
　

そんな彼の顔を見ると胸がキュッとなる。
　

　

　



好きだよ。大好きだよ。
　

　



そんなことを考えていると"お邪魔します"と言い、正面から抱きしめられる。


千冬「会いたかったです」
　



正面からは彼の体温が伝わり、背中には優しく抱きしめられる手の感覚がある。
　



「わた、しも////会いたかった…っ」
　



彼の背中に自分の腕を回して抱きしめ返した。

　






正直まだ、あのコト引きずっているけど、千冬くんにも悲しい思いさせたくないし。いつもどおりにしよう！と心に決めていた。



　
　




　




＿＿＿そう心に決めていた。

　







　







はず、だったのに…





　

　







この幸せがこのあと起こるある一件で壊れることになるなんて、思ってもなかったよ。

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