54 ページ7
Aが大広間に着くと丁度生徒たちが入ってくるところだった。
宴会の食事の前に…とダンブルドアから新任の教師の話がされ、ハグリッドが魔法生物学、リーマス・ルーピンが闇の魔術に対する防衛術が着任したことを知らされた。
そして、吸魂鬼がホグワーツを校外から見ていることも。
食事が始まるとハリーたち3人に声をかけられたA。
(…ハリーの顔がジェームズに見える。瞳はリリーなのに。
この状況をセブルス君は今まで…。辛かっただろうな。)
Aがそう思っていると、それを止めるかの様に
｢本当に凄かったんだから！！白い光がバーって、黒い塊を追い払ったんだ！！｣
手にチキンを持ってホグワーツ特急内での出来事を力説するロンの声だった。
ハーマイオニーが｢行儀が悪いわ｣とロンを諌めるもロンの興奮は止まらなかった。
『3人が無事で良かったよ』
Aがチラリとハリーを見ると顔色は戻ってきているが、何かを考えている様だった。
声をかけるか考えたが、自分が声をかけずとも友人達や新任のDADA教師がどうにかするだろうと答えを出しゴブレットに入ったジュースを飲んだ。
その様子を教師席から見つめている2人がいた。
1人は安堵の表情をしていたが、周りからは今年度のターゲットを決めたと言うように解釈されていた。
もう1人は驚きを隠せない様子でAを見つめていた。
宴会がお開きになり生徒たちが各寮へ戻っていった頃、Aは寮には戻らず自分の部屋に向かい歩いていた。
｢そこの君！！ちょっといいかな？！｣
周りを見るも残念ながら自分しかおらず、声の主の方を向くA。
『…私、ですか？』
(まさか…バレてないよね？目立つ行動も言動もしてないはず)
｢あぁ、君は寮へ戻らないのかい？｣
(そのことだったか。あれ？私が校長の孫って知らない？
伝えなかった理由はなんだ？)
『えぇ、校長先生に用事がありまして。』
知られていないのなら部屋があることも言わなくていいだろうと『用事』と嘘をついた。
｢そうなのか！私はリーマス・ルーピン、闇の魔術に対する防衛術の担当だ｣
そういうと手を出してきたルーピン。
一瞬ためらったがAも手を出し握った。
『… Aです。よろしくお願いします』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 162人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なななな - また更新してくれてとても嬉しいです！これからも頑張ってくださいね！ (4月1日 23時) (
レス) id: 1bbeced387 (このIDを非表示/違反報告)
理音(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (3月22日 23時) (レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
菜の花 - サクサクパンダさん» ガチで、この作品面白すぎます！友達にも進めてみたのですが、とても面白いと言っていました！少しずつでいいので、更新がんばってください！応援しています。 (2月20日 20時) (レス) @page17 id: 500d504a1f (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - サクサクパンダさん» ✉️。こんにちは！いつも作品見ています、もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💖 (1月27日 13時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
サクサクパンダ(プロフ) - あまねさん» ありがとうございます！ (1月24日 18時) (レス) id: 0a02a88c2c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サクサクパンダ | 作成日時：2023年12月17日 10時
