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手を振りAを見送ったルーピンは自分の中で立てていた仮説が仮説ではなくなったと考えていた。
コンコンコン
暗く湿った地下に軽快な音が響いた。
｢入れ…｣
『あれ？2人が一緒にいるの、なんか珍しいね？』
入室を許可され中へ進むと黒色の彼だけではなく紫の彼が紅茶を飲んでいた。
｢許可した覚えはないが居着いて迷惑してる。｣
｢セブルスの入れる紅茶が美味しくて｣
スネイプは杖を振り紅茶をもう1つ用意した。
『ありがとう。…そういえばセブルス君、脱狼薬なんだけどさ…』
と紅茶を受け取りながら話を始めたAをスネイプはジロッと睨んだ。
『そんな顔しても怖くないし、会話にならないから。
それで脱狼薬なんだけど、保存が効かないって聞いたけど丸薬や粉末状にしたら日持ちするんじゃないかなって』
保存が効き、携帯が楽になれば作り主も服用主もお互い気が楽になるのではないかとAは考えていた。
｢作るのが難しいのにそんなこと可能なんですか？｣
｢不可能…ではないが成分がどのようになるか、効き目はどうなのかと問題は出てこよう。｣
『費用も被験者もいるんだからチャンスじゃない？例えば…』
Aは杖を出しカップの中の紅茶に向け、
『デューロ(小さく)…レデュシオ(固まれ)』
紅茶は固くラムネや錠剤サイズになった。
｢おお！すごいですね！！｣
｢なるほど。だが、このまま服用しても体内で効果を出さねばならん。｣
『クィリナス、口開けて？』
紅茶の塊をクィレルの口元まで杖で操作し、口を開けたクィレルの口内へ入れた。
『飲み込んで？』
クィレルはごくんと塊を飲み込んで｢飲みましたけど｣と報告をした。
『フィニート・インカンターテム。
人狼の多くは元魔法使いだからフィニートくらいは出来るんじゃないかな？って』
｢なるほど、貴女のその着眼点が凄いですね！｣
｢…他も考え、試してから作業に移ろう。｣
Aは考えていたのだ、
シリウス・ブラックがにげ、得られるはずだったマーリン勲章をどうにかしてスネイプに獲らせたいと。
それが彼の得意分野で、費用も被験者もいる今行動に移すのがいいと。
が、
スネイプは｢あの人狼のために｣｢Aはルーピンに好意が？｣と考えてしまっていた。
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なななな - また更新してくれてとても嬉しいです！これからも頑張ってくださいね！ (4月1日 23時) (
レス) id: 1bbeced387 (このIDを非表示/違反報告)
理音(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (3月22日 23時) (レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
菜の花 - サクサクパンダさん» ガチで、この作品面白すぎます！友達にも進めてみたのですが、とても面白いと言っていました！少しずつでいいので、更新がんばってください！応援しています。 (2月20日 20時) (レス) @page17 id: 500d504a1f (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - サクサクパンダさん» ✉️。こんにちは！いつも作品見ています、もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💖 (1月27日 13時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
サクサクパンダ(プロフ) - あまねさん» ありがとうございます！ (1月24日 18時) (レス) id: 0a02a88c2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクサクパンダ | 作成日時：2023年12月17日 10時
