60 ページ14
｢彼等に話すんですか？｣
『時が来るまで話さなくていいと思ってる。』
Aのの予想通り授業が終わったハリー達に質問責めにされた。
｢まとめると...夏季休暇中に禁じられた森で怪我を負ってたこの翼竜を助けたら懐かれてしまって、魔法省に届け出て、成竜になるまでAの元で育てると校長と話したと。｣
バラバラに聞かれていた内容をハーマイオニーがまとめてくれ、皆も理解し｢見せて｣｢触って大丈夫？｣と興味津々になっていた。
実際は魔法省に届け出てる訳もなく、成竜になることも無い。
ダンブルドアと本人...本竜であるクィレルと打ち合わせした内容だった。
数週後、今年度初のホグズミード行きの日、3年生は初めてでザワザワとしていた。
物語にズレもなくハリーはホグワーツで留守番。
(ハリーとルーピンが話をする。改変も改悪もなさそうだからセブルス君にアレを提供するか)
スネイプのいる地下へ向かおうと歩いているとこえをかけられた。
｢Aだったね。君はホグズミード行かなかったのかい？｣
Aの顔はその声に一瞬だけ歪んだが、すぐに笑顔を貼り付け、
『こんにちは、ルーピン先生。今回はいいかなと。やることもあるので』
(貴方達悪戯仕掛人のせいで良い思い出ないから行きたくないのよ！)
心の中で盛大に悪態をつきつつ応対するA。
ニコニコと笑顔で話をするルーピン。
｢生徒達は皆楽しみにしているものだと思ってたよ。私も学生の頃そうだった。｣
『...行きたくても行けない生徒もいるんです。発言にはご注意を。』
Aは丸メガネの友人を思い浮かべ視線を強くした。
ルーピンは頬を掻きながら、
｢そうだね。言葉が刃になることを知っていながら…君の言う通りだ。｣
会話の切れ目に突風が吹きその風が2人のいる廊下に葉を運んできて、それを防ごうとしたAの左顬があらわになった。
｢あ、あので女性にこういったことを聞くのは失礼だと思うんだけど、その...左顬の傷は...｣
『!?...あー、これですか？赤ちゃんの頃についたものと聞いてます』
｢そ、そうか。重ね重ね失礼を...すまないね｣
『じゃあ、私は行く所があるので失礼します』
ぺこりと頭を下げ、Aはその場を離れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 162人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なななな - また更新してくれてとても嬉しいです！これからも頑張ってくださいね！ (4月1日 23時) (
レス) id: 1bbeced387 (このIDを非表示/違反報告)
理音(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (3月22日 23時) (レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
菜の花 - サクサクパンダさん» ガチで、この作品面白すぎます！友達にも進めてみたのですが、とても面白いと言っていました！少しずつでいいので、更新がんばってください！応援しています。 (2月20日 20時) (レス) @page17 id: 500d504a1f (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - サクサクパンダさん» ✉️。こんにちは！いつも作品見ています、もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます💖 (1月27日 13時) (レス) id: c4b8377817 (このIDを非表示/違反報告)
サクサクパンダ(プロフ) - あまねさん» ありがとうございます！ (1月24日 18時) (レス) id: 0a02a88c2c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サクサクパンダ | 作成日時：2023年12月17日 10時
