不滅華 (ページ10)

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====翌日・夕刻========

ダンブルドアから｢新入生が来たら紛れて入っておいで｣と言われたAは指示された部屋の柱裏に隠れていた。

が、

『ね、眠……ぃ』

柱にもたれかかり寝てしまった。

周りのザワザワとした騒がしさと

｢友だちなら自分で選べる！｣

という言葉に目を覚ました。
慌てて新入生に紛れた時、扉が開き深緑のローブ姿の魔女が入ってきて説明を始めた。

その魔女はミネルバ・マクゴナガルと名乗り、新入生を一通り見回した時Aを見て目を見開いた。

(ん？マクゴナガル先生どうしたんだろ？
急に私が紛れたからかな？)

マクゴナガルがコホンと咳をし、新入生を連れ大広間への扉を開いた。

連れられ入った大広間には数え切れない数のロウソクと上級生、壇上には教師席、その少し前にスツールがあり、その上に帽子が置かれていた。

1人ずつ名前を呼ばれスツールに座り帽子を被らされる。

目の前で映画で見たその光景が行われており、Aは目をキラキラさせていた。

その間も組み分けは進んでおり、

｢A・ダンブルドア｣

と呼ばれた。

名前を聞いた大広間は途端にざわつき、一部教師たちは息を飲んでいた。

［君が例の子か…おや？2度目か。
目的のためなら手段は選ばないのは相変わらず。
だが、同じ寮に入れることは出来ない。
…自分の信念に真っ直ぐで勇気も申し分ない！］

｢［グリフィンドーーーーーーール！！！］｣

(2度目？前にもどこかで言われたような…)

と考えたが今はその時じゃないと考え、スツールから降り、グリフィンドールのテーブルへ歩いて行った。

グリフィンドールのテーブルでは、
｢ポッターに続いてダンブルドアもとったぞ！｣
と盛り上がっていた。

Aがテーブルを見回すと物語通り、ハリー・ロン・ハーマイオニー・ネビルが居た。
その事に安堵し空いている席へ座った。

｢ダンブルドア家のお嬢様！｣
｢グリフィンドールへようこそ！｣
｢｢これからよろしく！！｣｣

同じ顔の2人がテンポ良く話しかけてきた、

『よろしくお願いします。』

宴会後寮へ案内され、談話室にいる時、寮生達がAを囲むように来て質問地獄になり疲弊してこれからの自室に倒れるように入った。

同室はハーマイオニーだったことでAは嬉しくなった。