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｢や…ろ、……めろ｣
ハリーが牙をさらに深く突き立てると最後の断末魔を上げ消えていった。
毒て倒れそうになるハリーに駆け寄り、支える。
ジニーが意識を取り戻し2人に駆け寄るとフォークスも3人の頭上をクルクルと周り飛び、ハリーの傷口に涙を流し、解毒してくれた。
『2人はフォークスと上に帰るんだ。ロンも心配してるし。』
｢Aもでしょ？｣
『操られて命を奪われたものの供養をしたいんだ。
ハリー、ジニーも弱ってる。早く帰って知らせた方がいい。』
｢わかった｣
ハリーがジニーとフォークスに連れ出してもらうのを確認したあとすぐ、
『っ…流石に……疲れ…た』
その場で倒れてしまった。
ハリーたちがフォークスに連れられ秘密の部屋から出て校長室に着いた時、室内にダンブルドア、マクゴナガル、スネイプ、ウィズリー夫妻がいま。
大まかに説明し最後のAの部分を話した時、ダンブルドアとスネイプの瞳の色が変わり、目配せをしスネイプが校長室を出た。
｢Aっ｣
《何があっても我輩を…信じてくれ》
《僕を…見、て》
(私は…？これは、映画じゃない。思い…出したかも。
あの時、受け入れられなくて自ら…。
それで前の世界に生まれて…またこの世界に。
しかもまだ間に合う。
あの結末にはさせない…！)
ネックレスが淡く光った。
[思い出したようだね。
君が思い出した時に知識と魔力が戻るようにこのネックレスに仕掛け、封じていたんだ。
全てを思い出す必要はない。
君が辛い思いをするのを良しとは思わない。
一方的に話して悪いがAの健闘と幸せを祈る。]
立体映像のように1人の男性が映されて、語られた。
その姿をAは知っていた。
(ゲラート・グリンデルバルド…うっ)
[今はまだ全てを思い出せないだろう。
今思い出せたのは不思議な力と、あの小僧のせいだ。
A、また会おう。]
そう言ったところで映像は消えた。
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作者名：サクサクパンダ | 作成日時：2023年11月15日 11時
